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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ストックホルム行き(6)

2024年12月22日 03時27分45秒 | 音楽系

スウェーデン語で J の発音は英語と同じだそうで、私はてっきりドイツ語と同じだと思っていました。文豪Goetheを ゲーテとする表記はすでに定着していますので、オーウムラウトは「エ」もしくは「エー」になるようです。したがってラースの名字Jönsson の日本語表記はイェンソンではなくジェンソンになると思います。

彼の名字の発音を教えてもらいながら階下に降りて、そこに鎮座まします私のアッティオルバートと対面です。実は3月に日本で対面していますので初対面ではありません。輸送中に少し楽器が損傷したので修理に返送したのですが、エヴァンジェリナの楽器のあとに作業をするとのことでしたので、完成は11月頃になるとの連絡を受けていました。

実際には作業がはかどったようで9月にはあがりました。今度は直接取りに行くことにしていたのですが(ラースに直接お目にかかりたかったし)私の時間が取れず今回のストックホルム行きに相成った次第。

リブは31枚、弦長63cm / 88cm、「マテオ・セラス」モデルです。オールシングル弦仕様の14コースです。フレットは14フレットまで貼ってもらいました。

弦は私が送ったものを張ってもらいました。1から3コースがガムート社のナイロン弦、4コース以下はサヴァレスのKF(カーボン)という構成でしたが、6コース以下は失敗でした。弦長が短いとこの類の弦はうまく鳴りません。ホテルで弾いていたら耳が多少は慣れてはきましたが。(笑)

日本に戻ったら、6コース以下をテオルボと同じ構成(6-8コースを銅巻き線、9コース以下をアキラのCDL弦)かいっそのこと6コース以下はすべて金属巻き線にしてみようかと思います。9コース以下のロングレンジ弦は88cmしかないのでCD弦にしても切れないかも知れません。