リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ストックホルム行き(5)

2024年12月21日 19時20分18秒 | 音楽系

ラースとは初対面。私は彼のホームページで顔を見ていますが、彼は私の顔を知りません。でも東洋人は目立つせいかすぐにラースに見つけてもらいました。

彼の車で自宅まで乗せてもらいました。彼の車は日産のリーフ。5年前に買ってまだ100kmくらいは走れるんだと言っていました。彼はあまり距離を走らない人なんでしょうね。

スウェーデン全土がそうなのかこのフレミングスベルイあたりだけがそうなのかわかりませんが、いたるところに巨岩がごろごろしていました。ラースの家も巨岩の上に建っています。

これが日本なら岩をご神体にする神社が建つところです。

早速スタジオに案内してもらいました。

まだ作りかけの楽器もありました。ラースはもうすでに受注を停止していますが、バックオーダーがひょっとして数年分あるのかも知れません。でも作りかけの楽器は1本だけでしたので尋ねてみました。

「あと何台くらいバックオーダーがあるんですか?」

「いや、もうここに作りかけの1本とあと2、3本あるだけだよ。もう来年で72歳になるし、眼も見づらくなっていることだし」

他にもいろいろ事情があるみたいでしたがまだお元気ですから彼の自宅に乗り込んで直談判すれば作ってくれるかな?彼は私のアッティオルバートの次に8月頃にエヴァンジェリナ・マスカルディのルネサンスを作っているとのことでしたが、スタジオにある楽器やバックオーダーの何本かはどなたのものでしょう。


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