寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

社会人こそ勉強をする

2007年04月22日 | ステップアップ
この間から、ムギさん(勝間和代さん)の新しい本「無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法」を読んでいて、レビューに書こうかなあと思ってましたが、もうこれ以上はないというレビューブログを見つけたので、リンクはっときます。学生さんにはちょっとまだ早いかもしれないけど、就職したらもう勉強は終わり、なんて思ってると社会で生き残れませんからね、おぼろげでも社会人のステップアップの仕方、が感じられるかもしれませんから紹介しておきます。

ところで、先日このブログで紹介した英語のオーディオブックは、ムギさんのブログで見つけたものです。大脳生理学を踏まえて「脳を鍛える」ことを提唱している本で、ここにいろいろその内容を書きましたけど、このオーディオブックには専門用語も多く、実は7割程度しか理解できませんでした。わからない部分はほんとにうっとうしいのですが、それでもちょっと我慢して1ヶ月くらいひたすら車でかけっぱなしにしていました。先日English Journalを買ったので、今度はそのCDをかけながら運転していたんですが、びっくりするくらい聞きやすいんですよ。これは驚きました。英語ってね、「わかんなくても流しっぱなしにしろというのは、まちがいだ。自分のわかるレベルにした方がいい。それも、スクリプトのあるものでなければ。」などと言われるのですが、とにかく「聞く」というのもけっこう役に立つものなんですねえ。耳が「英語に慣れる」。それだけでも効果があるのです。それを実感しました。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶を定着させるその2

2007年04月09日 | ステップアップ
新3年生が2年生のときに、形態学の講義がありました。形態学では、骨の名前や体の各部の名前を覚えるのが主になります。
あまりにも膨大な知識を覚えなくてはならないので、かなり大変だということを講義のはじめに言いましたよね。その時、覚えるためのヒントとしてアメリカのテレビドラマ、「ER」の話をしました。

See it.
Do it.
Teach it.

これはアメリカの医学生が実地で学んでいくとき、先輩に言われることですが、「最初は先輩のやっているのを見る。次は自分でやってみる。その次に誰か他の人に教える。」という教育法です。

この三段階のうち、最後の「Teach it.」が実はとても記憶の定着に役に立ちます。解説するまでもなく、人に教えるためには自分の頭をきちんと整理しなければならず、中途半端な部分は教える前に補っておく(本で調べるなど)ため、自分の記憶回路が強められます。また、人に教えているときに、相手からの質疑などがあり、それに答えることでさらに記憶に残ります。

私は高校に入るまで数学が苦手でしたが、高校3年生の時、「数学の問題集を一冊やりとおす」という授業がありました。その授業では、テストにはその問題集の中の問題しか出ません。3学期制でしたから、一年間に5回テストがありましたが、このテストで全回100点満点を取りました。これで私の数学の苦手が払拭されたのですが、なぜそんなことができたかというと、テスト前に必ず友達と一緒に「これはどう解く?」という復習をやったんです。私の友達は私より数学がダメダメだったので、いちいち懇切丁寧に説明しましたし、それでもわからないものは他の人に聞いたり、先生にも聞きました。

大学の時には、国家試験前にクラス全員で勉強会を持ち、教科を分担して教え合いました。人に教えるということは、時間も取られるし、回り道のようですが、実はとても効率的に記憶を定着させることができるんです。

さて今週から新2年生の形態学がまた始まります。
私も学生の皆さんに教えることで自分の記憶をブラッシュアップできますから、楽しみです!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶を定着させる

2007年04月07日 | ステップアップ
昨日、記憶力を高めるには、、、という話を書きましたが、いろいろ勉強しても、それが定着しないとなかなか使えないわけですよね。あるいは、きちんと整理されてファイルされているならば、自分の頭の中に置いておく必要はないわけで、PCのフォルダの中でも、本棚でもよく、その情報がそこにある、という記憶があればいい。しかし持ち運べる自分の頭になるべく情報が定着していると助かるのは確かで、じゃあ覚えたものをどうやって維持するか、、、という話になります。

昨日紹介したオーディオブックにはそういう話も入っていまして、やはりいろいろなものと関連させて記憶し、その記憶の回路を「太く」「強く」する。そのために、何度もその回路を使うことが大事だといってます。一時使わなくなった記憶も、完全に失われることはなく、もう一度使い始めればまた強化される。

例えば、著者は以前チェスを習っていましたが、しばらく忙しくてやらなくなると、とたんに力が落ちました。が、もう一度やりはじめたら、ゼロからはじめたのとは格段に違う早さでまた力量がもどってくる。また、関連のある事柄であれば、同じことでなくても、回路が使える。たとえば、ひとつ外国語を習得すると、もう一つ違う言語を習得するのも比較的簡単になる、といいます。スポーツもしかり。プロバスケットの選手は、おそらく野球をやらせてもそのへんのアマチュアより上手だろう、、、というような事が語られています。

やはり「いろいろなことを関連させていく」ことと「何度もその回路を使う」というのがポイントかなと私も思います。小さな事ですが、私は英語の単語を覚えるとき、毎日一つずつ、じゃなくて、10個一度に覚えてそれを10日間繰り返す、というようなやり方をしています。覚えきれなかったものをメモ紙に書いて、その辺にはっておきますが、適当に張り替えて、覚えても覚えなくてもローテーションします。貼っておくと、なにか他の出来事がついでの記憶に残るのです。目になんとなく映っていた単語が、その日読んだ本などに出てくると、ジグソーパズルにはまったように、「かちっ」と記憶に入り込んでいきます。

今日はちょっと時間がなくなったので、この続きはまたこんど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記憶力を高めるには

2007年04月06日 | ステップアップ
実はそのうちちゃんと「レビュー」で書こうと思ってますが、「わかっちゃいるけど続かない、英語の勉強」という記事で英語のオーディオブックを買う!と宣言してまして、それを先日聞き終わり、今もう一度再最初から聞き直しているところです。Mozart's Brain and the Fighter Pilot: Unleashing Your Brain's Potentialって本なんですが、これ、邦訳もでてます。「脳トレ」というタイトルが付いていて、「どうしたら記憶力を高められるか?」というような話がごっそりはいっています。

いろいろある中で、私の印象に強く残ったのは、「感情を伴う記憶は残りやすい」という点です。すごくうれしかったこととか、家族の愛情につつまれた思い出、などは年をとっても失われず、写真などを見たときに鮮明に思い出す。そのメカニズムを使えば、普段のいろいろな記憶をとどめるのに有効だということです。つまり、何か覚えたいというときに、ただ丸暗記してもすぐ忘れちゃうけど、何か別のこと、気持ち、に関連させておくと残りやすい。また、嗅覚を伴う記憶は残りやすいということがあるそうです。五感の中で、嗅覚が一番感情にうったえるものだから、と言われます。うちの学部でも味覚の研究が行われていますが、味覚というのは長期記憶できないようです。ワインの銘柄などを当てるとか、「これはどこそこのお店のものだ」と当てるなどというのは、殆どの場合、味で当てられるのではなく、においで当てられるのだと聞きます。

私は実は細かいことをいつまでも覚えていて周囲の人にびっくりされることが多いのですが、おそらくエモーショナルな人間なので、細事にも感情が移入されていることが多く、したがって、記憶に残っているのだろうと思われます。このオーディオブックにも、女性の方がエモーショナルなので、そういう記憶にたけている、というくだりがありました。人間の脳っておもしろいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする