植物図鑑 (幻冬舎文庫) | |
有川浩 | |
幻冬舎 |
私は大学受験の時、獣医学科を受けましたが、第2志望は園芸でした。獣医に落ちたらたぶん浪人したと思いますが(合格発表前に予備校の試験も受けていた)、植物も好きだったんです。だから、今、復興支援活動で土や植物に触るのは本当に楽しいです。
小さい時、道に生えてる草を集めて押し花にし、図鑑で名前を調べてまとめたりしていました。そのころ好きだった花が出てきて、懐かしいなと思いました。野生の動物や植物の名前を知っていると、見つけたときにすごく楽しいんです。でも、うちの学生でもあんまりそんなのに興味ない人も多いので残念ですね~。
この本は植物図鑑じゃありません、恋愛小説ですが、道を歩いて小さい花や生き物に目を留める楽しさを思い出し、楽しく読みました。あ、ちなみにこの本もうちの図書館にありまして、移動中に読む軽めの本、のキーワードで選んだ本です。アマゾンで見たらあんまりよい評点がついてないみたいですが、受け止める人によって評価は違うでしょうね。なんだ、雑草のレシピ本か?と思う人もいるというか、野草を食べることにフォーカスしすぎ、という感想も多いようでしたが、自分で採って料理して食べる、というのは野草じゃなくて園芸品種であってもすごーく楽しいことなんです。いっぺんやってみ。と、思います。