アウトプットとインプットのアンバランス状態について書きかけていたところ、ちょっと気になる本があり、読んでみました。
![]() | 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる |
ちきりん | |
文藝春秋 |
その前に著者のブログで「人生を無駄にするための10の方法」というのを見かけ、本もおもしろいかもと思って読んだんですが、、、
一言でいうと、期待していたので、ちょっとつまらなかったかな。
大企業に入って安定に暮らす、って以外の生き方を提案しているのですが、なるほどそういうのもありねとは思いましたが、うちの学生に勧めるかと考えたらやっぱり勧めない、、、。まずはがむしゃらにやってみて、そののちこういう生き方にシフトするのはありかと思います。でも著者はそれでは若い時を無駄にしてしまうということをブログ「将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ」の中で指摘しています。
能力が十分高い人は組織につぶされるより自由に生きる方がより力を発揮できるし、社会にも貢献できるかもしれないんですが、ごく普通の人の場合、やはり組織の中で能力を伸ばしてもらうという部分が大きい気がします。
私自身は同じところにずうっと勤めた経験はないし、どこでも自由にやらせてもらって、ほとんど窮屈に過ごしたことがないのですが、それでも若い時はやや負荷のかかる環境で過ごす方がいいという意見です。人間は元来なまけものですから、ゆるくすればいくらでもゆるくなりますし、そんなに稼がなくても生きていけるとはいえ、「誰かの役に立っている」という自覚なしに生き生きと生きていくというのはなかなか難しいもんです。
上記は著者の主張にまるごと沿って反論してるんじゃないんで、興味を持たれた方は一度読んで見られるといいと思います。
さて最初の話にもどってアウトプットとインプットのアンバランスについて。
私自身は今アウトプットが強くて、インプットする時間がないので非常につらい日々を送っています。上に書いたのとちょっと反するところですが、組織の中にいるとこのバランスを取るのはかなり難しいことがあります。というのは、アウトプットで飯を食ってるわけなんで、インプットは別んとこでやってかないと、、、というのがあるんですね。しかし今のところ、別んとこ、という時間がほぼないわけなので、息切れ状態です。
「なにをやらないか」というやらないリストを作る必要がありそうです。