寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

オープンキャンパスにご来場ありがとうございました。

2013年07月29日 | 大学でのひとこま
昨日、宮城大学食産業学部オープンキャンパスでした。
ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。



今回はたくさんの方が入試相談・学生生活相談に来てくださり、担当者はうれしい悲鳴。

わたし自身は入試相談のほか、高校1~2年生の受験準備、という講座を最後の時間帯でやったんですが、5,6人でも来てもらえば個別相談的にと思っていたところ、たくさんの方に終了時間まで残っていただき、感謝感激です。ありがとうございました!

オープンキャンパスは次回は10月の大学祭の時に行われます。大学祭にもぜひおいでください!!
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LEAN IN~シェリル・サンドバーグ~

2013年07月24日 | レビュー
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
シェリル・サンドバーグ
日本経済新聞出版社


原文で読もうか翻訳を待つかと悩んだ末、日本語で読みました。
この本を知ったきっかけはCNN Englishの記事で、シェリルがこの本のせいで非常に強いバッシングにあってるというのです。シェリルの「本来の」主張は、男性はもっと家庭に進出すべし、女性は自分の能力をもっと信じて挑戦すべし、というところじゃないかと思うので別に妙な主張じゃないんですが、女性自身のチャレンジが足りないという部分に反発があるようです。

書評を読んでますと、ジェンダー・バイアスについての指摘がこの本の重要な論点という風に論じられているのがいくつもあり、たしかにそうだけど、私は違う感想を持ったなあと思ったのでちょっと書きます。

わたしは自分が就職するとき、求人票に男子のみと書かれる時代でしたので、獣医師の資格は持ってますけれども就職活動には苦労しました。だいたい、女子には会社説明会のお知らせが来ないし、無理に会社訪問しても「女子は採用ないですよ」と言われるので、まったくらちがあきませんでした。そこで公務員として研究職をめざし、大阪府を受験しましたが、そこでも最初に希望した農林センターには「そもそも女子トイレがないですからねえ」と言われる始末。結局公衆衛生の分野に進むことになりました。結果としてそのことが奏功して、現在の自分につながっていくのですが、そのころは女性はやはり補助的な仕事しかできないのかと思っていました。それから20年以上たった今も、結婚して子どもを産めば両立は難しいから、公務員が一番続けやすいと信じ、学生にも「家事育児と両立することを考えて仕事を選ぶのが長く続けるコツ」などと説明してそれが正しいと思っていました。

でもシェリルは実際に子どもが生まれて本当に大変になるまで、仕事をセーブするなと書いていました。大学を卒業後の数年は自分の能力がものすごく伸びるときです。そこで「生まれるかもしれない」赤ちゃんのためにあらかじめ仕事をセーブすると、自分の能力を伸ばせないまま産休・育休に入り、先に能力を伸ばした同僚に追い付けないまま補助的な仕事に甘んじ、責任を持つ仕事ではないためやりがいも中途半端になり、モチベーションが下がり、なにか小さなきっかけでやる気を失い、結局仕事をやめることになってしまう可能性が高いと。

これには私はかなりショックでした。
私はたしかにあらかじめ準備しました。そのためうまく両立できてこれまで続けてこられたのだと思ってましたが、たしかにばりばりの第一線で活躍するハイレベルの研究者になろうとはしていませんでした。わたしのアメリカのボスはわたしに「ノーベル賞を取りたいならそういう仕事の仕方がある。でも違うなら、仕事だけの人生にしてはだめ」といって人生を楽しむことを忘れてはいけないと度々わたしに言いました。わたしは子どもの育児と研究でこれ以上できないくらい時間をきりつめていましたが、それでも楽しいこともいっぱいやってきました。だけどもしかしたら若い時の、こどもを産む前の3年間、あそこで違う道がなかったか?、本を読んで自分に問いかけました。

まああの時代ですから、他はありませんでした。わたしは大阪府に入らなければ、どこにもいくところはなかったのです。だけど今の学生には、「両立できるような仕事を選ぶ方がいい」と勧めるのはどうか。間違っているのではないか。そう思いました。最後に選ぶのは本人だからどんな働き方でもいいけど、シェリルの主張を知っていて選ぶのと、知らないで選ぶのには違いがあると思います。

わたしはこれからもう少し違う指導もありかなと思いました。
私が読んだ書評にはこの点について指摘したものはありませんでしたので、書いてみました。




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母校・寝屋川高校

2013年07月20日 | その他もろもろ
今日は高校時代の吹奏楽部の同窓会で。
寝屋川高校へ行ってきましたよ。
すごいんだ、まだ木のドア、木のロッカー、昔のままの部室があって。



高校時代ものすごーくお世話になった2軒。健在です。

 この値段、すごいでしょーっ。

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すごい雨でした。

2013年07月18日 | 大学でのひとこま
雨上がりの学内。





雷もすごかったけど、これで梅雨明けだといいなあ。
昔は梅雨明けによく雷を聞いたけど、仙台に来てからいつ明けたのかわからないような梅雨ばっかりで。
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小学校の理科支援2013

2013年07月17日 | 仕事・研究
昨日、大学近くの小学校に理科支援活動に行ってきました。これは仙台市がやってる事業なんですが、数年前の政府の仕分けによって仕分けられてしまい、今は完全なボランティアワーク(補助金切られちゃったんですねー)。子どもたちの理科離れが叫ばれてますが、小学校の先生は理科が得意じゃない方もいらっしゃるし、大学の先生からちょっと専門的な話も聞けるしということで毎年要望のある活動なんです。

私の担当は「消化と吸収について」なんですが、せっかくだからウシの話もしてきました。ウシはヒトと消化の仕組みが違って、微生物による発酵消化をしてますが、それ以外にもヒトと違うところがいろいろあります。牛乳ができるまで、それから骨格とくに足の先の違いについてもお話ししました。



生き物の多様性ということを学ぶのも大事なことですからね~。
子どもたちは元気いっぱい、楽しい授業でした。

わたしは今でこそこうやって理科系の教員なんかやってますが、子供のころは理科は苦手。天体は好きだし、園芸が好きだし、動物も好きで、素養はあったように思うんですが、成績はよくなかった。獣医になろうと思ったのが昨日授業で一緒に勉強した子供たちと同じ6年生の時。そこから私の理数系への挑戦が始まりました。中学時代は考え方のベースになるところを教わらないのにそのベースを前提とした知識を勉強する時代で、いちいち納得できず本当に苦労しましたが、高校へ行ってから開眼。

苦労してきたから、どうやって勉強したらいいのかもよくわかります。だから今度のオープンキャンパスでも高校1~2年生対象にそんな話もする予定。たぶん、納得いかずに考え続けたことが良かったと思うんですが、そんなことにこだわらずとにかく覚えればいいんだとやってきた人は(うちの学生にもけっこう多い)、成績は素直によいようですが深く突っ込んで考えるということがどういうことなのかわからないようです。

例としてこのあいだ1年生に話したんですが、生活習慣病としての2型糖尿病というのがあるけれど、なぜオーバーカロリーや運動不足で糖尿病になるの?と聞くとまったく説明できません。だって太るから糖尿病になるんでしょ?糖分(つまり炭水化物)の取りすぎなんでしょ?というけど、血糖値っていうのはインスリンで調節するようにできているのですから、インスリンでなぜ調節できなくなるのかを考えないといけないでしょう、、、。ここは、代謝系と免疫系の重要なクロストークがあるところなんですね。もっと基本的なところ、高校時代に生物で血糖値について習っていて、インスリンも糖質コルチコイドもグルカゴンも知ってるくせに、血糖値の調節の仕組みを説明できるかというと、けっこうできないもんです。

理科っていうのは私たちの生活に密着した教科だから、日常の中にいっぱいサイエンスがあるんです。それに気が付いてほしいと思いますね。小学生のうちに、不思議だな、知らないことっていっぱいあるんだなということを知ってもらいたいと、毎年骨格標本かかえて小学校へ出かけています。


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家事と仕事、とくに食事

2013年07月15日 | その他もろもろ
子どもが小さいとき~現在に至るまで、家事と仕事の両立というのが大きなテーマになっていたのですが、子供が大きくなっても、食べることは変わらないので(というか比重は増している)、相変わらず「お弁当&晩御飯どーしよ」というのは悩みの種です。たぶん私を含めて働いているお母さんには、なるべく食事だけは大事にしたいと考える人が多いのではないかと思うんですが、わたしはとにかく自分がおいしいものしか食べたくないという人間なので、買ってきたお惣菜とか全く駄目です。これが大丈夫だともうちょっと楽なんですが、、、。

今週も激務が予想され、お弁当に入れる常備菜としてまずはきんぴらごぼうを作りました。一回分ずつお弁当用のアルミカップに入れて冷凍します。朝お弁当に入れると昼までに解凍されますし、この季節には保冷剤的役割を果たしてくれるので二重にgoodです。その他、一回分ずつにラップした豚肩ロース(生姜焼き用)やカットした鳥モモ(唐揚げ用)や一枚ずつ凍らせた塩じゃけなども冷凍庫に用意します。

夕食用には、今週はとんかつとハンバーグだねを作りましたが、これはなかなかよいプランでした。というのは、とんかつを作った後に微妙にのこったパン粉や卵液をそのままハンバーグに使えたので、後始末が楽。あとは豚しゃぶサラダ(ゴマダレで食べます)用に薄切り豚肉を、牛丼用に薄切り牛肉を冷凍。

さらに、残ったごぼうを細かくきざんで人参と干しシイタケと一緒に甘辛く煮てちらしずしのもとをつくろうと思いましたが、時間切れ。できれば明日の朝やります。今日は日中は大学で仕事をしていて、夜は大学の先輩が南三陸にボランティアに来てくださってるので歓迎会のため家事の時間なし。

本当は休みの日はゆっくりしたいですが、基本的にまるまる休む暇のない私は、日曜日夕方~夜、月曜日朝にこういった家事貯めをしています。

以前はもっとエネルギーがあったので、もっと朝に家事やれてたんですが、どうも最近スピード感が落ちてます。それで、ここ数年は家事の前倒しをやるゆとりがなくて自転車操業だったんですが、家事力の高い長男がいなくなったこともあり、この春からまた一生懸命前倒しに励んでます。

おかげで激務をこなせてると思います、、、。

「食べることは生きること」ってのは私のキャッチフレーズなんですが、やっぱりきちんと食べないと満足できない。身体もそうですが、精神が満足できません。寝不足ではあるんですが、さぼりたいなあという気持ちに打ち勝って食事の支度を整えると、食べて働いて元気だからやっぱりこのリズムを崩しちゃいかんと思っています。

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農場実習その3

2013年07月12日 | 大学でのひとこま
昨日、ファームビジネス学科の1年生の農場実習の畜産関係最終日でした。

前半は「牛乳の殺菌方法の違いによる風味の比較」で、牛乳の飲み比べ。
A,B,Cの牛乳のうち、さっぱりしてるのはどれ?こくのあるのはどれ?という質問に手を挙げて答える1年生。



後半は家畜管理の実習で畜舎へ。
ウシの心音を聞いているところです。



前肢のわきから聴診器を差し込むようにして聞いています。

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ことだまと想像力

2013年07月10日 | 仕事・研究
最近、インターネットなんかで極端にネガティブな言葉をしばしば見るようになり、日本はいったいどうなっちゃったんだろうと心底心配になることがあります。また、わたしはどこまでも性善説に立つ人間なんですが、それがもしかしたらバカみたいなことなんじゃないか?と思ったり、あるいは、向上とか改善とかとにかく良い方向に向おうとしたいのが人間の本質なんだと思ってたのに、そうでもないのか?と思ったりする言動を見聞きすることも、、、。それでも見た目と中身が同じとは思いませんから、あらわれてくる言葉だけで判断しちゃいけないでしょうが、それでもやはりここはひとつ「ことだま」ってことを考えてみたいと思うんです。

言葉に霊がやどる=言霊信仰ってなことがWikiに書いてあったりしますが、それは別にしても、言葉のもつ力は非常に大きいです。わたしは後に残る文章には意識してネガティブな言葉を使わないようにしていますが、その理由は、自分が発した言葉に自分が支配されるからです。

わたしが普段こうやって文章を書いているのは、自分をよい方向に向かわせるためです。
頭の中にあって混沌としていた意思が言葉によって明確になり、言葉によって自分を理解するからです。ぼんやりとしていた「やりたいこと」も言葉にすれば実現へ向かいます。ポジティブな言葉は自分をポジティブに向かわせます。

ちょっと先の自分について、周りの人について、想像力がはたらけば、違う言葉を選ぶことができると思います。昔わたしは吹奏楽をやっていて、よく音に責任を持てと言われました。楽器から出た音は取り返しがつかない。取り消せないんだから、無駄な音を出すな、一音でもぞんざいにするなと言われましたが、自分の口から出る言葉も同様ではないかと思います。

ネガティブな言葉は自分も、周囲もネガティブに向かわせます。負のエネルギーに満ち、しかもそれがけっこう大きな力を持っています。わたしはそんなのに支配されたくないから、ネガティブなことがあったら言葉にしないで捨て置きます。

ところで、思いの言語化には表現力が必要です。
言葉が豊かであるということにもう少し敏感になってほしいというか、、、すいませんこれは学生向け。










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七夕イベント@あすと長町仮設住宅

2013年07月07日 | 震災・災害関連
今日は宮城大学食産業学部の学生ボランティアグループ「@グリーン」が、流しそうめんと七夕飾りづくりの七夕イベントを仮設住宅で行いました。






蒸し暑かったけど、雨も降らず、お子さんの参加もあり、大変楽しい会でした。
わたしは学生のじゃまにならないよう、最初だけ様子を見届けて大学に引き上げましたが、しっかり準備して、きちんと運営して、みんなよくがんばっていました。



参加していただいたみなさん、どうもありがとうございました!
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おしゃれな人

2013年07月06日 | 日々の暮らしを楽しく
今日は仙台の街中でおしゃれなおっさんを見ました。おじさんじゃなくておっさんと書いたのは、それ以外形容できないごついイメージの男性だったということなんですが、すごいおしゃれでした。色合わせと、ストール使いが、、、。意外性のかっこよさともいえるかも。

さらに、デパートの中でハイレベルなおしゃれのおばさんをみました。関西あたりには普通にいるんだけど、仙台では珍しいなあ。作りこんだおしゃれで、大げさな感じ。いや、ほめてるんですよ。しかし仙台の年配の女性はどこで買い物をしているのだろう?と思うことあります。30代、40代がターゲットのショップでも普通に買い物してらっしゃいますからねえ。いやもちろんそれがだめっていんじゃないんですが、ワカモノの服はそもそも作りが違いますから、、、。とかいいつつ、わたしもZARAで買ったりもするんだけど。

今日はもうバーゲンも始まってたので、わたしも洋服売り場をぐるっと回ってみましたが、ほしくなるようなものは全く見つからず。今年の夏はなにが売りなんだろう??全体に地味なんじゃないかなあ。もっときれいな色がばんばんあるといいのに。とか思いながら、買い物したのはフォションの紅茶とポンパドオルのパンだけ、、、。

うちの学生たちを見ているとファッションはかなーり子どもっぽいというかかわいらしい感じで、3年生になってスーツを着用しだすと、あんまりすっきり着れていない。まず、サイズにもっと気を遣ってほしいなあといつも思うんです、スーツってジャストサイズがかっこよさのポイントですからね。カジュアルでも、ジャストサイズって大事だと思うけど、そういえばこの間大阪の阪急でジーンズを買ったとき(レッドカードを見に行ったんだけど、結局買ったのはAG)、若い時でも一回もはいたことないサイズを勧められ、「絶対小さすぎる!」と抵抗したんだけど、店員さんが許してくれず、「いいえ!絶対このサイズです!」というので買ってみたら、なるほどジャストサイズでした。その後別のところでサンダルを買ったら「サンダルはかかとが5ミリ出るくらいで選んでください」と言われ、中学生以来のサイズを購入。これまたぴったりなんですが、痛いくらいだけど歩きやすいのでびっくり。まあそりゃそうなんです、靴は足に張り付いてる方が歩きやすいに決まってるわけで。

ところで昨日は残業で帰ったらすでに日付が変わっていたんですが、それでも今朝も9時から大学で仕事をしていました。どうしても仕上げたい英語原稿があったんですが、その前に手を付けやすい他の書類処理なんかをしていたら学生が血相変えて飛び込んできて、飼育しているヤギの具合がおかしいと。で結局やってたことはそのままおいてヤギ舎に飛んでいき、その後はその処理でまったく原稿に手を付けられず。1時に美容院の予約をしていたのでお昼を食べる暇もなくカットに行き、ついでにデパートをちらっと見て帰ってきたわけなんですが、どーしてこう予定外のことばっかり起こるのか、先週も今週も予定が全然こなせません。というわけでまた明日も仕事になりそうです。

でも大学に行く前に、明日はうちの学生ボラグループが仮設住宅で七夕イベントをやるので、それをのぞいてから。うーむやっぱり明日も忙しいなあ。





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