世の中が変わりました。
こんなに強引に新しい世界がくるとは思っていませんでしたが、
仕事の仕方が変わりました。
弱り果てている中で
あえてよかったことを考えてみると
(この間「この世界のさらにいくつもの片隅に」を見た時も
戦時中の非常に困難な中にも、「よかったね」という言葉がたくさん
あったのだということを再認識した。そして今回も私たちは戦いの中にある。)
会議がリモートになったのはよかったことの一つです。
でもそれで時間ができたかというと全く違います。
リモートでやるための準備に膨大な時間を使っています。
実はわたしは今疲労困憊の中にあります。
対面でできないためにいろんなことを
変えなきゃならない、その準備がすごいことになっているんです。
ただ単に「これからリモートにするからね」というだけなら
わからない人のところに出かけて行って
「こうやるといいですよ」とやり方を教えてあげられるけど
今は行けない。
これはもう想像を絶する大変さです。
とくに、これから始まる講義では、一人でもアクセスできない学生が
いてはいけない。
不公平になってはいけない。
病気は迫り来て、それと闘いながら
教育はとめてはいけない。
さらに困難は研究です。
わたしのところはウェットなラボだから
バーチャルにはできない。
これはもうどうしたらいいか全く知恵がありません。
今は情報収集のとき、自分の頭を使うとき。
そうするしかないですが、だけどこのままじゃどうなる。
落ち着いて考えたいと思いますが
上記のオンライン・遠隔の準備に日々時間を削られ
そしてやっと決まったことも次の瞬間撤回され
方針が定まらなくなる。
この暴風雨のような状況の中で
心と体と健康に保つのも至難の業。
この1週間はただただ擦り切れました。
新しい週は、なんとか先が見えるように
やっていきたいです。
せっかく新しい世界が来たのだから。
これまでと違うやり方をやっていくことになったのだから。