寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

学友会報(大阪府大獣医学科同窓会報)を見ながら

2010年02月26日 | その他もろもろ
大学の同窓会の会報が送られてきたので見ていると、懐かしい顔がたくさんありました。母校で教鞭をとっている先輩や同級生がいるので、その名前や顔を見るのはいつも楽しみですが、今回はアメリカにいた頃同じエリアで仕事していた後輩(女性)が載っていたので思わずじっくり読んでしまいました。

相変わらずシビアでハードで実力勝負の環境に身をおいていて、心底尊敬します。今はジョンズホプキンスにいるとのことで、安堵しました。NIHにいましたが、その後どうしているだろうと気になっていたので。

ジョンズホプキンスならボルチモアですから、次に私が行くときには会えるかもしれませんん。私がいつも行くメリーランド大学の目と鼻の先です。

アメリカで仕事を続けている友人たちを見ると、その覚悟の深さに自分の身をいつも反省してしまいます。私は子供たちのこともあって帰国を決意しましたが、もしそういうことがなかったとしても、アメリカで一本立ちするのはそう簡単なことではなく、残る決意ができたかどうかわかりません。ポジションが取れずに研究の第一線から退いた友人・知人も大勢いるのです。30代まではいいのですが、40近くなって独立できておらず、しかもGCも持っていなければ、先の希望はあまりなく、しかもビザが切れれば一日たりともそこにいることはできないのです。

自分が国籍を持っている国というのは本当にありがたくて、仕事がなくても学校にいってなくても「いてもいい」と言ってくれます。そんな国は他にありません。ビザのことに頭をつかわなくてよく、仕事の切れ目が縁の切れ目、でもなく。次の仕事が決まるまで、無職だっていいんですが、それがどれだけ恵まれたことか、外国で暮らすとよくわかります。

さて、学友会報にはりんくうタウンにうつった学科の様子もいろいろ書かれてありました。まだ一度も見に行ってないんですが、ぜひ行ってみたくなりました。中百舌鳥のキャンパスも懐かしいけれど、新しい設備はきっとすばらしいことでしょうね。

ところでこの週末は、わたしは花巻と中尊寺に行ってきます。年明けからずっと土日も休まず仕事してきたので、本当に楽しみです。




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明日は前期入試

2010年02月24日 | 仕事・研究
明日はいよいよ前期入試です~。
今年は志願者が多くて大変なことになりそう。ありがたいことですが、、、。

明日は早朝出勤なので早く帰りたいのですが、急ぎの実験があってまだ仕事中。ちょっとおもしろい実験&普段やらない実験で楽しいのですが、サンプル数が多くて大変。

タイマーがなったのでとりあえずこれにて。

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春のような、でもまだまだ

2010年02月23日 | 日々の暮らしを楽しく
今日は春のような気候です。
実験中なので外に出られないのが残念。
でもまた寒くなるんでしょうけどね。

今日は子どもたちは学校のスキースクール。
こんなにあったかくて、どうなってるでしょうか。

今年はスキーに行く時間がまったくなくて、まだ一度も行ってません。このまま春になるのか~~。卒論の発表会が昨年より一週間遅かったことや、実験が忙しいことや、さまざま理由はあるのですが、この時期は1年中で忙しさが一番ましな時期なんですから、今遊ばなくてどうするのか!という気はするんですけれど。

スキーだけじゃなくて、映画を見に行きたいと思って、手帳に二つ書いているんですが、それもなかなか時間が見つけられません。
そうこうしているうちに終わってしまいますね。
手帳をながめては、そのまま閉じてしまう、の繰り返し。
まずは先に休みを確保、なんでしょうけどね。
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切磋琢磨するアメリカの科学者たち

2010年02月21日 | レビュー
「切磋琢磨するアメリカの科学者たち」 菅 裕明 著

2004年に出た本で、もっと早く読むべきでしたが、出遅れました。大学の図書館にあるので、借りて読みました。

アメリカの研究レベルが高く維持されるのにはわけがある。そのためのシステムがあるという話です。日本にそのまま持ってくることはできないが、日本でも取り入れられる部分や、アイデアがあるのではないかという著者は語っています。

私もアメリカにいましたから、アメリカのシステムと日本のシステムの違いを考えることはよくあります。そして、どちらかというとやはりアメリカのシステムにアドバンテージがあると思っています。厳しい環境ではありますが、そこで生き残れる研究者が真に科学を推し進めるのだということ、そして徹底したピアーレビューの精神が科学研究のレベルを大きく押し上げているということです。

このようなシステムの中に、論文査読もあります。私も日本にいながらにして恩恵を受けているのですが、論文を投稿すると本当に真摯に読んで建設的なアドバイスをしてくれ、そのボランティア精神に感動するほどです。普段身近に研究分野の近い人がいない私にとって、レビューワーのコメントほど勉強になるものはありません。たとえリジェクトであっても、真剣にコメントをしてくれます。

同じように、アメリカの科研費の審査・批評のフィードバックのシステムは大変優れています。自分の考えた研究計画を徹底的に批評してくれます。あれほど勉強になるシステムはないと思います。一方、日本の科研費はコメントがかえってきてもせいぜい一言です。昨年基盤Bに出して落選となった私の計画書についてきたコメントは「研究費の使い方に再考の余地あり」みたいな1行だけでした。あとは1次審査の点数しかかえって来ません。

さて、詳しい話はこの本を読んでいただくとして、私自身、今すぐでも取り入れたいと思うシステムに、「大学院生に実験計画を書かせ、発表させる」というのがあります。これを徹底的にやらないと、本当の意味の大学院とはならないのではないか、と思います。また、大学院に入るときにもっとシビアに選抜をしなければならないでしょう。今の日本では定員を埋めることが最重要課題になっていますから、研究に向かない人や論理的思考のできない人、地道な勉強の苦手な人も大学院に進んでしまいます。

そういう意味で、これから大学院に進むというような学生にも、ぜひ読んでみてもらいたいと思います。研究者として生きていくならば、世界が相手です。国際的に競争できるレベルまで能力をのばしたいと思うなら、やはり楽をしていてはいけないのです。
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もろもろあって気分はダウン中

2010年02月20日 | その他もろもろ



昨日は職場の懇親会で遅くなりましたが、今日も朝から実験でした。卒論発表会が終わったこともあって、ほとんど誰も来ていない土曜日。うちの3年生は災難だなあと思ってるかもしれませんね。

で、午後は明後日のプレゼンの準備。
だいたいできましたから、今日はもう帰ります。5時までに家に帰るのが目標でしたが、ちょっと遅くなりました。買い物して帰ったら6時は過ぎますね。

写真は今朝の雪と私のマウス(C3H/HeN)。

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卒論発表会が無事終わりました。

2010年02月18日 | 仕事・研究
2月16日、卒論発表会が無事終了しました。うちの研究室のKさんの発表が優秀賞をいただき、大変うれしく思いました。もちろん、他のみんなもよくがんばっていて、よい発表会でした。終わってから打ち上げに行きましたが、学生の皆さんのはじけようを見ていたら、ここまでずいぶん頑張ってきて、その達成感があるのだろうなあと思いました。よかったです。

翌17日は私もいったん少しはのんびりしたかったのですが、もろもろ仕事があって早朝から大学に来ましたら、見事にだれもおらず、「終わったんだなあ」の感を強くしました。そして朝から私は3年生(新4年生)に凍結切片の切り方を教えていました。こうやってまた次に進んでいかなくてはいけないんですね~。

今日はまた別の実験をしています。でも他にもやることが山のようにあるので、学生が誰もいなくて静かでちょっと助かったかも!

明日は4年生もまた来て(彼らは今温泉)、3年生のサンプリングの手伝いをしてくれることになっています。



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いよいよ明日は卒論発表会

2010年02月15日 | 仕事・研究
とうとう明日になりました、卒論発表会。
毎日毎日卒論と格闘してきましたが、明日でこの戦いともオサラバ。

みんなよくがんばりましたよ。
後は明日気負わずいつも通りやるだけ。
そしてプレゼンを楽しめるといいですね。
自分の研究のアピールですから。

アメリカにいたときに、すごく著名な研究者が隣のラボにいて、研究者のキャリア形成について、みたいな講演を時々やってくれました。その人によると「自分の研究をこれから売り出す商品のつもりでアピールしてみろ。いかに魅力的か、ということを伝えろ」ということでした。魅力的、というのをsexyと言ってましたが。

ほんとにね、見せ方によって印象が全然違いますから、せっかくよい研究をしたなら、その発表にはエネルギーを注がなきゃいけません。

明日は、みんなが達成感を感じることができるように。期待しています。
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花巻に行く

2010年02月13日 | その他もろもろ
2月の最後の週末に、友人と花巻に行くんですが、ついでに中尊寺などにも寄ろうと思っています。だいたい、こんなに近いのに、まだ一度も行ったことがなかったんです。今回、はじめて詳しく調べて、「こんないいとこがこんなに近くにあったのか!」とびっくりしています。仙台に来てこの春で5年ですが、ほとんどどっこも行ってないんですよね。ハワイアンだってまだだし。

というわけで、極寒の岩手、本当に楽しみです。
友人と乗る「びゅうばす」中尊寺・猊鼻渓号のチケットも今日入手しました。

そして花巻のお宿は佳松園。たまにはねえ、そういう息抜きもありませんとね。
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英語の勉強~英作文~

2010年02月12日 | 英語
次男が英語の勉強をしていて、英作文について聞かれることがよくありますが、いつもたいてい即答できませんし、答えたところで模範回答とは違うことがほとんどです。

だいたい、日本語→英語、という回路は全然ありません、わたし。

英語で学会抄録や論文を書くときは最初から英語で考えていますし、アメリカで仕事してる時も、日本語→英語で考えていたらすっかり会話が終わっちゃうでしょうからそんなことほとんどできませんし、というわけで日本語の文章から英語の文章になおすというのはとても苦手です。

さて今朝次男に聞かれたのはこんな文章でした。

「あなた、わたしの言うこと聞いてますか?」

で、Do you listen to me?かと思ったら、次男がdoじゃなくてareを使うんでしょう?というから、「ああ今進行形の勉強しているのね」とわかって、じゃあAre you listening to me?だなと言ったんですが、だってねえ、進行形使うとかってわからないじゃない。上の文章じゃ。

あなた私のいうこと聞いてますか?って文章のシチュエーションは奥さんが一生懸命しゃべってるのに、だんなさんが上の空でテレビ見ている、、、みたいな感じでしょうか?それとも先生が学生に一生懸命説明したのに、とんちんかんな答えが返ってきたのでしょうか?そいうのが全然わからないで、なんの脈絡もなくいきなり英作文させられると、やっぱり即答はできないですねえ。

ところで最近の私の英語の勉強には、「話す」のがかなり欠けていて、何とかしたいなあと思っています。なにか外圧はないかしら。やっぱり国際学会?




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実験は明日に延期

2010年02月10日 | 仕事・研究
今日はT先生の最終講義の後、実験予定でしたが、ちょっと予定変更を余儀なくされてしまい、実験は明日に延期になりました。明日は卒論発表の練習とねずみに薬の投与、くらいでなるべく早く帰って駅のびゅうプラザへ行こうと思ってたんですが~~。(2月の末に花巻にゆくので、その手配があり、絶対明日中に行かねばならないのです。うーん、夕方遅くなるだろうなあ、、、。)

さて、今日のT先生の最終講義は、大変素晴らしかったです。
分野が全然異なる先生なので、これまで数えるほどしか講義を拝聴できなかったのが、とても残念です。もっと意欲的にそういう企画を打ち出せばよかったのですが(私は学部のセミナーのお世話係もしているので)、どうも目先のことに右往左往して、とうとう機会を逸してしまいました。

研究領域の異なる先生のお話ほど、もっと積極的に聞くようにすべきなんですよね。普段の学部のセミナーでもよくそう思います。今日のT先生のお話にもありましたが、連携で新しい展開が開けるのだと思います。

怠惰を反省です。

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