寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

生化学のゼミは明日から。

2011年10月30日 | ゼミ
からだの働きからみる代謝の栄養学
クリエーター情報なし
タカラバイオ


生化学のゼミを始めます。
テキストはこの本。
易しいので読みやすい。わかりやすい。うちの学生にはぴったり。
これを基にして、あとはお決まりのハーパーを駆使。

イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書28版
クリエーター情報なし
丸善


ハーパーって最初のページから順に、、、って読んだりすると全然おもしろくないけど、体の仕組みを生化学的に説明するときに、立体視するにはうってつけの本だと思います。つまり、教科書読んで解糖系にTCAサイクル、、、って平面的に勉強しても覚えるだけみたいになっちゃうけど、血糖値の調節って視野からとらえると、体のあちこちの系が立ち上がってくる感じでとてもおもしろいんです。

脳はグルコースしか利用できないっていうこと一つとっても、飢餓状態ではケトン体を使ってるけどそのケトン体はどっからくるのとか、血液脳関門についても考えが及んだりとか、展開がある。学生も3次元的にものを考えるようになるときっともっとおもしろく勉強できると思うんですよね。このゼミはそういうのを伝えることも目的の一つです。

このゼミ、参加者募集中です!月曜日の10時半からお昼まで。1,2年生でも授業がなくて参加できそうな人はぜひ。先生方のご参加もお待ちしています。
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秋の一日

2011年10月29日 | 日々の暮らしを楽しく
今日は秋晴れの本当に素晴らしい一日でした。
しかし今年はこのあたりの紅葉は全然だめです。
ほかの地域はどうなのでしょうか。

ぐっと気温が下がらないと紅葉は美しくなりませんが、今年は紅葉する前にすでに枯れているという感じです。大学の構内も昨年はこんな感じでしたが、

 

今年はまったく赤くなってません。これから、だといいのですが、山を見ているとかなり茶色い感じなんですよね。心配です。そんな中、ちょっと秋らしい光景を見つけました。
きれいに、実っています。(これは学内にあらず)

 

さて2012年の手帳のレフィルを買い、手帳を整理しました。
私は手帳を「予定表」としても「記録」としても使っていて、過去のものも全部バインダーに保存しています。ちょっと見直してみると、年々忙しくなっており、とくに日本に帰ってきてからがひどいということがわかりました。まあ、手帳を見るまでもなくわかってはいたんですケドね。1997年あたりをみると「こんな細胞かってたのか~」とか「こんな実験してたんだなあ」とかけっこうおもしろいです。でも若かったので日々実験が中心で、会議もないし出張も学会だけですね。毎日の献立も記録してあって、子どもが小さいのに(小さいから?)けっこうがんばって食事を作っているなあと感心します。次男が生まれて3週間目くらいのTo Doに「ハンバーグとミートソースのストック」とか書いてありました。あのころは自分が食べる暇が全然なくて、おにぎり大量に作って冷凍して、何とかそれ片手で解凍して(反対側の手はアカンボ抱っこしてるので)食いつないだりしてましたなあ。

最近は30分ごとに罫の引いてあるものを使ってますが、当時は仕事についてはそんなタイトなスケジュール管理全然しなくてもこなせていたんですよね~。子どもが中心で動いてましたしね。

まあそんなこんなで2012年、辰年です。
前の辰年は2000年でした、当たり前ですけど。アメリカで2000年のカウントダウンして花火ばんばん上がったのを見たのがついこの間のようでもあり、とーいとーい大昔のようでもあります。





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復興支援「新巻鮭」販売のお知らせ

2011年10月28日 | 震災・災害関連
宮城大学事業構想学部・藤原先生のチームの取り組みです。
よろしくお願いします。

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南三陸町の復興支援で商品化した「荒巻鮭」をネット販売しています。

http://gbuy.item.rakuten.co.jp/minamina/g/aramakizake/
南三陸町観光協会公式Webショップ・みなみな屋 「新巻鮭~南三陸鮭物語~」

 11月2日(水)までの期間限定販売として取り組んでいます。
お歳暮用商品として販売していますので、皆様のご協力をお願いします。
4,500円~4,900円で販売します(送料込み)

 この商品は、南三陸町観光協会公式Webショップ・みなみな屋と私のゼミの
学生が共同で商品企画部を立ち上げ、南三陸産新巻鮭として商品化しました。

 新巻鮭を南三陸町復興のシンボルとしてブランド化し、何年何十年と
町を支えていってもらいたい、という想いが込められています。

 eビジネスによる被災地復興の試みとして、販売用Webページに加えて、
Facebookやブログを活用し、継続した情報発信を行っています。
http://ja-jp.facebook.com/minamina.sp
http://blogs.yahoo.co.jp/minamisanriku2011/1138672.html

皆様のご支援を重ねてお願いします。
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シンポジウム「放射性物質による環境汚染と食品衛生」のお知らせ

2011年10月27日 | 震災・災害関連
               第2回食産業フォーラムシンポジウム

 放射性物質による環境汚染と食品衛生  宮城大学の坪沼農場で収穫された農産物を地域住民に販売する「収穫祭」において、放射能汚染に関する専門家を招き食産業フォーラムシンポジウムを開催することに
致しましたので、感心をお持ちの方はご来場下さいますようお願い申し上げます。
◆入場無料(先着120名)
◆日時:平成23年11月2日(水)  14時~16時
◆場所:宮城大学食産業学部 多目的ホール
  http://www.myu-syoku.jp/facility/access.html(交通マップ)
  http://www.myu-syoku.jp/facility/images/campas_map.pdf(構内マップ)
◆演題:放射性物質による環境汚染と食品衛生
◆講師:岩手大学名誉教授 松坂 尚典先生
◆講演内容:
 放射線発見の歴史、自然放射線源と人工放射線源、これまでの原子炉事故、
 大気圏内核実験、 放射線に関する単位、放射能と放射線、自然放射線量、
 身近な放射線と放射線障害、放射線の人体に対する影響、人体内の放射性物質、
 屋外放射線レベル、放射線測定、各種放射線の特性、実効線量係数、
 東電原発事故で放出された主要な放射性物質、飲食物摂取制限指標、
 現在の食物汚染レベルなど
◆講師略歴(抜粋)
 1964 東京大学大学院生物系研究科博士課程修了 農学博士
 1964 科学技術庁 放射線医学総合研究所環境衛生研究部 研究員
 1966 バテル・ノースウエスト研究所 Pu-239吸入実験に従事 客員研究員
 1983 岩手大学農学部獣医学公衆衛生学 教授
 1983 ドイツ・ミュンヘン放射線環境科学研究所(GSF)派遣 客員教授
   放射性亜鉛の代謝について研究
1991 ザンビア大学獣医学部 出張講義3ヶ月間 JICA派遣教授 2001 定年退官 岩手大学名誉教授

◆お問合せ・お申し込み先
 会社名・氏名・ご連絡先をご明記のうえ、Eメール(またはお電話)にて下記までお申し込み下さい。
 宮城大学食産業学部地域連携センター分室(食産業フォーラム) 
 佐々木・伊藤   電話:022-245-1263  E-mail:f-renke3@myu.ac.jp
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BOSE ノイズキャンセリングヘッドフォン

2011年10月26日 | 仕事・研究
【正規品】BOSE QuietComfort15 ノイズキャンセリングヘッドホン
クリエーター情報なし
BOSE


この夏、がくれたノイズキャンセリングヘッドホン。前から欲しいと思ってたので狂喜したのですが、ノイズキャンセリングと言えば周囲の音がまったく遮断されるものと思っていたので、最初耳につけた時は「?」外の音聴こえるけど。と本当に不思議でした。が、その真価を知ったのは家事をしている最中です。掃除機をかけようが、換気扇を回そうが、全然気にならない。たしかに外の音は聞こえるんですが、「うるさい」ノイズはホントにカットされる。

このしくみはいったいどうなっているのだろう。ネットで調べてみましたが、たしかに興味深いシステムです。しかしこの記事を書くために初めて検索してわかったんですが、こんないいものさくっともらっちゃってホントごめんなさい。どうもありがとう!>おとうと



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ワイヤレスのスピーカーを買いました。

2011年10月25日 | 日々の暮らしを楽しく
Creative T12 Wireless デスクトップ ステレオワイヤレス スピーカーシステム Bluetooth SP-T12W
クリエーター情報なし
クリエイティブ・メディア


PCで音楽聴いても音が悪くていやになっちゃう。
iPodの音楽もスピーカーから流したい。

と思って探してみたら、ワイヤレスのが手ごろな値段であったので購入しました。
Bluetoothで簡単にセッティングできるので、本当に楽でした。
iPodつけたらいきなり ~♪と音楽が鳴ったので感動。

一方、職場のPCは有線でつながないとだめみたいでちょっとがっかり。貸与のPCはビスタなんですが、iCloudをDLしたらiTunesが動かなくなったりとさんざんですぐアンインストール。まったく困ったやつです。
まあでもいつもiPodもってるんだし、音楽に関してはこのスピーカーで大正解♪

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長い午後。。。

2011年10月25日 | 実習と講義
今日は長い一日になりました。
12時半くらいから始めて(準備は午前中から)、22時45分にブタの解剖実習が終了。

詳しいことを書く元気はなし。
帰宅してご飯食べよーかと思いましたが、ワインだけ飲んで寝ることに。
明日の朝寝坊するって手もあるけどどーせしんどいのは一緒だし、と思い、通常通りお弁当用ご飯は朝4時にセット。これから寝て、朝4時っていうと、3時間半くらい?まあとりあえず寝よう。
ワイン飲んだらちょっとリラックスしたし。

いっつも思うことだけど、私が学生時代に実習してくれた先生に感謝しても感謝しても足りない気がする。
毎週毎週よくもあれだけ実習させてくれたものだと。先生たち、事前の準備も大変だったでしょう。解剖も生理も病理も、微生物も寄生虫も臨床も、ホントに大変だった。ほんとあれだけよくさせてもらえたものだと思います、、、。

今日、こんなに遅くまでがんばった2年生、今日の奮闘が将来にわたってあなたたちの基盤を作りますように。

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大阪に出張

2011年10月23日 | 仕事・研究
昨日、大阪で会議のため出張しました。今、伊丹です。
今回はANAのパック利用でしたが、ホテルは大阪駅直結のグランヴィア。
今日、日曜日は昼ごろまでに仙台に帰る必要があったので、空港バスにアクセスが良いところを選びました。にしてもパック料金は安いです。飛行機往復だけ買うよりよほど安い。しかも駅直結だったので昨日は8時半くらいまで梅田で買い物して快適でした。グランヴィアはかつて宴会などでよく利用しましたが、泊まるのは初めて。だいたい、大阪出張の時は実家に帰ることが多いので、ほとんどホテルは利用しませんが、今日のように急ぐときや学会会場が遠い(神戸など)の場合はホテルに泊まります。でもだいたいけちってビジネスホテルでしたが、パックだとビジネスホテルにしなくても非常に安いので、最近めちゃくちゃ忙しかったこともあり、自分のリラックスのためにも便利なところにして大変良かったです。

昨日は阪急へ行った後、ヒルトンのジュンク堂で本を買い、梅田大丸の上階部にあるハンズにいって文房具を堪能し、言うことなしの夜でした。仙台でも買い物できますけど、買い物に出る時間がないので、昨日は買いたいものをリストにしておいてばしばし買い物しました。

伊丹はちょっと早めに来てクレジットカードのゴールドカード会員の利用できるサロンへ。
これは毎回ほんとに重宝しています。コーヒーなども飲めるし、ネットが使えるので助かります。
出張が多い人は年会費がちょっとかかってもゴールドカードお勧めですね。

今日はこれからの帰り道でゼミの資料を読むこと、スライドを二つほど形にすることがタスク。
昼には仙台でまた会議なので、がんばります。



ホテルの窓から。
大阪ステーションビル真上。
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学校を変える力

2011年10月23日 | レビュー
学校を変える力――イースト・ハーレムの小さな挑戦
クリエーター情報なし
岩波書店


なかなか手ごたえのある本で、読みとおすのにひと月くらいかかってしまいましたが、出張の機会に一気に読み終われました。この本は教育関係者ならぜひ読むべき本です。小中高校のお話ですが、大学で教育に携わる私にも非常に参考になりました。

まず、対・子どもの話の前に、教員同士がじっくり議論すべきであるということに多くのページが割かれています。

「もしみなの意見が結局同じになるなら、民主主義の習慣など身につける必要はない。しかし、人は意見の相違ー個人の頭のなかにも存在するものーから、本来多くのことを学ぶものである。」p.x

「人は、さまざまなアイデアを模索しいろいろなことに挑戦する自由を保障されているときに、みずからの力をもっともよい形で発揮できるものである。」p.xi

「相容れない意見を戦わせているなかでこそ我々は、自分の意見の検証や修正を行い、あるいはまったく新しい考えを思いついたりという過程を経験できるのである。」p.10

といった具合です。私たち大人は議論を避けてはいけなく、批判を恐れてはいけない。
その中でこそ自分の考えが煉られ、よりよいものに進化していくのです。


そして、どのような「力」を子どもたちに身につけさせようとしているのか、というのが「5つの知的な習慣」として掲げられています(証拠、視点、因果関係、仮説に関心を寄せること、そして誰にとって重要なのかということ:p.61)。

また、子どもたちに身につけさせたい新しい「教養」の定義として以下をあげています。p251-252

*注意深く観察する人として、物事のパターンや細かな点や普通とは違うところなどに気づく目や耳をもっていること。
*想像したり、疑問をもったり、ものごとをいままでにない新しい方法で結びつけたりする力。何事にも疑問をもちつつ先入観にとらわれない考え方をすること。
*他者が世界についてどう考え、どう感じ、どう見ているのかということを想像する習慣ができている。つまり他者の立場に身をおく習慣ができていること。
*根拠を重視し、適切なデータとそうでないものを見分け、事実がともなわないことを大声で主張するのをためらうようにならなければならない。
*さまざまな表現方法を使いながら、慎重さと説得力と力強さをもって人にものごとを伝えるすべを知っていること。
*働くことに対する倫理。

このようなことはまさに私が日々うちの学生に身につけさせたいとやっきになっているものと同一です。

わたしも、学生たちに生きていく中で万事に応用できる力を身につけさせたいのです。免疫学とか生理学とか、学問を身につけるのは大学ですから重要ですが、むしろ、この勉学を通してよりよく生きていく力を身につけさせたいのです。だからあの子たちが必死になってわたしの与えた資料を丸暗記することなど、ほとんど意味がなく、そのことを通して自分の命について考えてもらいたいのです。

他にも、小さな大学であるうちの大学で参考にしたい事例もたくさんありました。
あとがきにもありますが、何度も読み返して自分の考えをさらに深めていきたいと思っています。
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本日、次男誕生日。

2011年10月21日 | その他もろもろ
今日は次男15歳の誕生日。
15年前ってものすごーく昔な気がします。
次男を産んだとき、私は仕事をやめて、山口に居を移したところでありました。夫が山口大学で仕事することになったからです。研究の仕事は見つからなければもういいやくらいに思っていて、なんでもいいから仕事しようと、山口大学で研究生をしながら、非常勤講師をし、英語の翻訳の仕事もしながら学振のポスドクに応募していました。まだ、32歳でした。一度落ちた学振ですが、次男が生まれた年に採択され、この子が3歳の時に渡米しました。そのとき長男6歳。怖いもの知らずでそのままアメリカに残ってしまい、次男4歳になる前に夫は帰国。それから今まで単身赴任(?)で、はや11年になったわけですね。2005年に私も子どもたちと帰国して今7年目。アメリカで自分はアメリカ人だと疑わなかった次男も、今やふつーの中学生。ちょっと英語がよくできるとはいっても全然しゃべれない、ほんとにふつーの中学生になりました。帰国したのが小学校3年生の時でしたから、耳は残りましたがしゃべるのは残りませんでした。

次男は3歳で向こうの保育園に入ったとき、泣いて泣いて怖くて怖くて、言葉がわからなくてものすごくかわいそうでしたが、でもプレスクールからアメリカの学校で育ったおかげで兄のような勉強の苦労はせず、家族の中で一番英語ができて、なぜかアメリカン人に受ける顔立ち(?)でやたらと知らない人から「かわいいわねー」と言われ、アメリカ生活を一番enjoyしたような感じだったのに、こうもきれいに英語を忘れるとは本当に不思議なものです。そういえば日本語学校の幼稚園を卒園するとき、クラスメイトはみんながんばってひらかなでお父さんお母さんにお手紙を書いたのに、この子だけは全部英語だった、、、、。

子供たちのおかげで、私はアメリカの学校教育を通してアメリカ社会をよく知ることができたと思います。自分だけだったら知らずに終わっただろうさまざまなことを、子どもを通してみることができたんですね。子どもたちには本当に苦労させましたが、得たものはものすごく大きかったと思います。英語は残らなくてもいい。あのとき体験したすべてのことは、こどもたちの心に、体に、きちんと残っていると感じます。

長男18歳、次男15歳。私にとっては激動の年月でした。
やっとそろそろ少しは力を抜けそうな、気がします。しゃかりきにやってきましたが、振り返って冷静に考えるとよくもこんな無謀ができたものだと我ながら信じられません。両親や家族や友人やアメリカのボスたちが、私が自分の思いを遂げられるように全面的に応援してくれたからこそと思います。ただただ感謝ですね。




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