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自転車操業をリセット

2019年11月29日 | 仕事・研究
毎年なぜか11月後半から異常に忙しくなります。わたしの1年はほぼずっと忙しいけれど、11月にいつもぽっかりとちょっとましな時期があります。が、心の内には「どうせ毎年のあの時期がくるぞ」という警鐘がなっており、そして案の定今年もそういう時期に入ったようです。わたしは毎日帰る前には机の上を片付けます。多忙なときでもたいていきちんと片付けてから帰るのに、この時期は飲んだお湯のみも洗えないというような感じになります。そして翌朝洗ったり。家の方も、「ええい、今日はもう寝る!」「明日の朝やる!」という流れになり、結局朝がっくりという状態。

時間管理は前倒しが基本。後手後手になると余計に進まなくなることはわかっているので、今週末は大学に来て、一度きちんと整理するつもり。自転車操業をリセットするつもりです。

学生実験が6時間くらいかかって、その間水も飲めない。夕食が遅すぎ。寝不足。そして翌日はぼろ雑巾のようなスタートになり、、というのが今朝ですが、1限からゼミで、当番はわたし、というのがなんともはや。ところで、毎年この時期は忙しくなるとか、その前に多少ましな時期があるとかいうのは、これまでの手帳を記録としておいているからわかることで、けっこう役に立つんですよこれが。科研費をいつ頃から準備し始めたらいいかとか、ひとつのプロジェクトにかける時間がわかるということで。若い時から仕事も家事・育児も、そして留学もとやってきてずっと時間管理が最大のテーマでした。育児はもうすぐ終了ですが、社会的な仕事も増える一方なので、ますます時間を大事に使っていきたいと思っています。
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社会を支える仕事人

2019年11月11日 | 仕事・研究
この間、県の保健環境センターに行き、研究のお話を聞きました(外部評価というやつです)。わたしの専門領域には「公衆衛生」という分野が含まれていて、こういう仕事もあるんです。私が若い頃に勤めていた大阪の公衆衛生研究所も、宮城県の保健環境センターと似た施設でした。県民(府民)の健康のため、いろんな検査や研究がおこなわれているのです。その中には、大流行になって大勢の人が困る感染症もあれば、ほとんどニュースにならない希少な病原体の研究もあるのですが、いずれにしても一般の人はそういうところでそういう研究がなされていることをあまり知らないのですよね。基礎研究は大学で、応用研究は企業で行われているとざっくりとらえている人が多いと思いますが、わたしたちの生活や健康に直結の検査や研究については、地方衛生研究所が大事な役割を果たしているのです。そこには水質や土壌の検査も含まれます。衛生のさまざまな分野の検査・研究がおこなわれていて、それがわたしたちの生活を支えているのです。

一般の人が全然気に留めなくても、この仕事に就いている人はもくもくと課題をとらえて掘っていき、大事が起こらないように、起こったときにはすぐ対処できるように備えています。こういう働きが社会を支えているんだよなと思った一日でした。私たちの世界は課題が山積しているわけですが、一人一人が自分の課題に向き合って解決していくことが積み重なれば、社会はどんどんよくなるわけで、たとえ地味でも目立たなくても、その責任を果たすことが社会人としての私たちの役割なんだと思います。その責務を果たしているお互いをリスペクトしあっていきたいものだなと思います。とはいえ、できれば知ってもらいたいですね、今日も私たちの生活を支えてくれている仕事人たちの仕事を。
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災害ボランティア@丸森町

2019年11月07日 | 震災・災害関連


11月3日に丸森町にボランティアに行ってきました。報告もかねて、これから行こうとしている方に参考になるように書きます。

【準備編】
ボランティアバスに申し込む。社協のサイトを見るといいです。丸森町の場合はここ。次にボランティア保険に加入する。→災害ボランティアの場合はWEBでできます。
持ち物:長靴、軍手、ゴム手袋、タオル、つばのある帽子、防じんマスク、ごみ袋、飲み物、食べ物(今回のボラバスはお弁当付きでした)、場合によっては携帯トイレ、ウエットティッシュ、消毒薬、カットバン、着替え等。最初から長靴を履いていかず、普通の靴で行き、現地で履き替えた方がいいです。→バスに泥を持ち込まないため。

【当日】
ボランティアバスに乗っていく場合は、集合時間に余裕をもって参集。仙台駅東口で受付。バスで丸森町ボランティアセンターへ。トイレを済ませて現地へ移動。現地の受付で1000円払い、持参品で足りないものをもらいました。飲水、ゴム手、マスク、タオル等が用意されていました。今回の内容は泥かき一択でした。大和町のときは「片付け・掃除」という比較的軽作業もありましたが、丸森は堆積している土砂量が半端ないので、しばらく泥かき一択と思われます。大和町でも道具が足らないということがあったのですが、今回はシャベルは足りていました。自前で持ち込むなら先がとがってない角型シャベルがいいです。あと、ねこは足りてません

今回は、重機が入れない場所の泥をかきだして山にして、重機がもっていける状態にするという作業を行いました。量が多いので、全然終わりませんでしたが、それでも作業前よりはかなり床が見えたと思います。力仕事ですので、「自分にできるかな」と思う方も多いかと思いますが、わたしもどっちかというと体はない方で(スリム)、年齢も相当いってますが何とか最後までやりおおせました。ただ、無理は厳禁です。腰と背中にきます。自分のペースでやることが大事です。ちなみに、トイレは私が入った吉田地区ではその日から仮設トイレが1台入ったという状況でしたが、男性は外でやってください的な話はありました。

10時から12時過ぎまで作業し、1時間昼休みで13時から15時過ぎまでまた作業。その後バスに乗り、ボランティアセンターに寄ってトイレ&着替えて仙台駅着が17時半くらいでした。ボランティアセンターには更衣室もあります。

昼休みに配られたお弁当がすばらしかったんですよ。ツイッターにも挙げましたが、心のこもったお弁当で、おかずの下に敷いてある水菜が新鮮でぱりぱり。お品書きがついていて、本当に心にしみました。



震災があったのにまたこんなつらい災害で胸がつぶれそうになりますが、みんなで一緒にがんばっていきましょうね。

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