Japan Timesの記事に引き続き、The Straits Timesというシンガポールの新聞に記事が出ました。
https://www.straitstimes.com/asia/east-asia/flourishing-wildlife-makes-fukushima-a-natural-laboratory-to-study-the-impact-of-radiation
3月11日の節目にということで、たくさん取り上げていただけて感謝です。
今年の3月11日は、TVを見ました。
昨年まで、この時期はTVを避けてきました。
見ると複雑な気持ちになるので、、、なるべく静かに過ごしたい。
でも今年はちょっと「世の中はどうなってるのかな」ということが
気になり。そしたら11日はやっぱり朝から晩まで震災のプログラムなのですね。
私は阪神淡路も体験しているので、震災から〇年っていうと「こんな感じ」
というのがうっすらわかるんですが、20年があっという間なんですよね。
でも確実に我々は年を取っていて。
震災後、復興にがんばった人たちは確実に年齢を重ねているんです。
大学のプログラムで学生たちを淡路島に連れて行った時
「そうか、20年たつとこうなるんだ。もう私も今までのような活動はできない」
と愕然としたのですが、今回のインタビューでも同じことを思いました。
「今後、この研究はどのように進んでいきますか?」
そうですね、私の後に続く若い人たちが、長い目で調査を続けて
くれたらと思います。と答えました。震災から20年という年には
私はもう自分ではできないんですね、、、。
放射線の影響、野生動物たちの生態、もどってくる人たちの暮らし。
次の世代の人たちに研究のバトンがつながることを祈っています。