寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

一冊のノート

2016年04月26日 | 仕事・研究
数年前にふと思いついて、学会・セミナーなどでメモを取るときに使うノートを一冊にまとめました。当時そのことについて記事を書いています。それまでは、学会の抄録集の余白に書いたり、テーマ別にしたり、いろいろ紆余曲折あったんですが、一冊にまとめてから、後ですごく役に立つようになりました。今朝私はとある研究費の申請書を書こうとして、このノートを広げました。これから書こうと思っているテーマに関連する発表を聞いた時のメモがあるからです。そこには読むべきレビューの情報や、関連実験の結果や、「じゃあこういうのやってみればどうだろう?」というような自分のアイデアが書きこまれています。このノートは時系列にどんどん書いてるだけなので、まったく整理はされていないのですが、不思議といつごろのことだかは覚えていて、目当ての情報が見つからない、、ということは今までありません。目次作ろうかなと思ってページナンバーはスタンプで打ったんですが、今のところ自分の記憶だけで行き当たってますね。

ただひとつ大事なことは、殴り書きにしないってこと、後で見てわからないような書き方するくらいだったら書かないで聞く方に集中した方がいいってことですね。で、講演者の名前やキーワードで後で論文を探せばいいですし。たぶんきれいに書いてあるため情報として役に立ってるということがありますので、ノート取るときになるべくきれいにきちんと書くというのが大事でしょうね。

ところで今はこの研究費申請書以外にも書くものがたくさん。今週はもうGWに入るんですが、なるべく休みの日に仕事しないで済むように集中してがしがし書きたいですねー。


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やり始めるまでのハードル

2016年04月21日 | レビュー
書き仕事がいいいっぱあああいあって、げんなりしてたんですね、、、。
ほとんどが報告書の類ですけど、あと、論文もですけど。
で、数日前、かなり逃避していて、別のことばっかりやって、いい加減書き始めなきゃならないと思って、景気づけにこの本をしばらくぶりに手に取りました。

1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)
岩田健太郎
光文社


この本はあんまり好きじゃないんですが、自分にカツを入れるには有効です。
我慢して取り掛かれ!そして早く終わらせてすっきりしよう!という気になり、頑張ることができました。
我慢して書き続けていたら、それなりに進み、けっこう達成感があり、気分よく帰宅できました。後回しにしていると「あ~やらなきゃ」とずうっと頭の片隅にあって精神的によくないので、やっちゃった方がいいに決まってるんですよ。だけど、いやなもんはいやなんで。重い文章ほどなかなか取り掛かれないんですよねえ。でもそういうのは時間がかかるし、早く始めるにこしたことはないんです。

今日は科研費の報告書にもやっと着手。
明日も引き続きがんばります。

あっそうそう。明日はネコ切手発売日だから忘れずに郵便局も行かなきゃ。




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大学の4年間で

2016年04月20日 | 大学でのひとこま
1年生が入ってきて、にぎやかな大学ですが、新4年生は就活に必死の今日この頃。
研究室の学生と「進捗どーお」と会話してるんですが、最近やっとちょっと進み始めたかなという感じ。
ちょっと前までは聞いても聞いても「説明会行ってまーす」だったけど。
いえ、今も研究室のカレンダーは「○○説明会@東京で△日まで不在です」、とかいうののオンパレードなのは変わりありませんが。

説明会だと思っていったら選考だった、というのもよく聞く話。
その場でエントリーシートを書き、その出来がよくなければ、次はない、というサバイバル。

ですからね、準備をよくしていきなさいよ、とずうっと言ってるんですが、実際そういうシチュエーションにならないとなかなか実感としてわからないようです。

で、その準備ですが、エントリーシートをその場で書けるとかWEBテストに合格するとかいうのは、アウトプットですよね。
インプットは、1年生からはじまっています。

あなたは大学で何をしてきたのか。
その総ざらい、棚卸が就活なので、急にじたばた準備するものではないんですよ、、。

だから大学に入ったら、1年生の時から、いろんなことやってみてほしいんですが、中でもけっこう重要なのは「社会人として働いている人と話をすること」。
その中には自分の両親や兄姉や友達のお兄ちゃんなんかが入っててもちろんいいんです。サークルの先輩もいいんです。お父さんやお母さんの友達もいいですね。

どんな仕事をしているの?
どんな毎日なの?
どのくらい稼げるの?
どんな時つらくて、どんな時楽しいの?

そんなことを普段の時にぜひいろいろ聞いてみてください。
たぶん「ええーっ。仕事するってそうなの?」と新発見があるはず。
っていうか、自分のイメージとすごいギャップがあるってことがわかるはずですよ。

【本文に関係ありません:洗濯籠の中が好き】



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実験の結果

2016年04月19日 | 仕事・研究
ある実験でよいデータが取れてたので、論文にしたいと思い、再試したところ、期待した値が出ず、断念することになりました。もう一度繰り返したい、あきらめたくないという気はあるんですが、様々な理由でここは断念しようと思ってます。期待していたのでがっかり度が大きいんですが、もう一つ別の実験で予想通りのデータが出て、今日はかなりうれしい。さらに、別の実験で、ちょっと期待できそうな結果が出てきており、そっちもうれしい。

やったことはどんどん書いて世に出して、次々と次の仕事を進めていきたい。
だけど論文を出すペースがなかなか上がらないんですねー。
もっとさっさと書けないかなあ。

最近、久しぶりに日本語の論文を書いたら、それはあっという間に書けたんで、やっぱり英語のハードルが高いんですね。
しかし英語圏の人が私の日本語論文ばりに論文書いちゃうとしたら、全然勝負にならんよな~。
もっとスピード上げなきゃなあ。

ところで、ちょっと前から書き始め、数か月放置せざるを得なかった論文を今日再開しました。しかし、これは普段の専門領域とちょっと違いますんで、参考論文をもうちょっときちんと読まないといけないということがわかり、明日からそっち方面のテコ入れをします。机の上をそのモードにしてから帰ることにします!

4年生の就活も早く終わってほしいなあ。実験してほしい~。




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日常が吹き飛ぶ

2016年04月18日 | 震災・災害関連
熊本・大分で大変な震災が起き、苦しい毎日です。
たぶん東北の被災地に住む人はみんな同じ思いを共有しているだろうと思います。

今、現地がどんな状態か、ニュースで見なくてもわかります。
今は一番大変な時です。
だけど現場現場で工夫が生まれ、連帯が生まれ、いろんなことがこれから動き始めます。

さっきうちのボラ学生と今回の震災について話しました。
私たちもしっかり考えて動き方を決め、できることをやっていこうと話し合いました。
私たちにはこれまでやってきた経験があります。

神戸と東北が違ったように、たぶん熊本・大分も同じやり方では通用しないところがあると思います。
でも東北で経験したことのうち、役に立つこともきっとあります。

私がこれまでの東北での活動で本当に役に立てたと実感しているのは、現地にいる人とつながって本当に必要とされている支援をピンポイントで行うことです。
被災地は広い。
いろんな人がそれぞれの活動の場で支援するのがよいです。
広い支援は国と行政、あるいは企業、社協が考えるとして、穴が必ず開いているからそこを個人ベースの活動で埋める。

いろんな人がいろいろな活動を幅広く展開すれば、多くの穴が埋まる。
小さい活動がたくさんあるというのがよいと思います。

それにしても、毎日同じような日常を穏やかに過ごしていけることはなんと幸せなことでしょうか。
地震は本当に怖い。あの日も、あの地震の1秒前までまったくそのことに気が付かずに過ごしていました。
でも全部がふっとびました。

食べ物はもちろんですが、それよりもトイレ。ニュースになってると「大変だなあ」と思われるでしょうが、実際一日でも水ガス電気が全域でとまったらトイレがどうなるかって、あまりにも普段考えませんよね。
ガソリンがどうなるかというのも恐ろしい事柄の一つ。ガソリンを入れに行きたいが、あいてるGSがあるのか、そこへたどり着く前に切れたらどうしたらいいのか。どこか遠くに避難するったって、空港ダメで鉄道ダメで、なにか送ってもらいたいと思っても宅配もダメで。

まずは地震がおさまり、支援が次の段階へ進めるようにと願います。

わたしも、学生と一緒にやるべきことを考えていきます。


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4月に入ってから

2016年04月13日 | その他もろもろ
新学期が始まって、予想外にいろんなことがあり(想定内ですが)、ブログを書く余裕なく2週目も半ばになっています。
これまでの動きで書いてなかった諸々。

4月1日 復興支援活動。この記事は来週の活動とまとめて記載予定。
4月4日 入学式。雨、寒くて死にそうになる。
4月6日 とある雑誌に投稿していた論文がありえないトラブルで結局withdrawせざるとえなくなったので、微修正して別の雑誌に投稿。
4月7日 投稿したので安心していたら、refなどの体裁修正を求められ返ってきちゃったので、修正して再投稿。この日は新入生オリも。
4月8日 分子生物学のゼミ。私が担当。数日前にスライドは完成させてたけど、前日忙しすぎて見直しできず。午後、坪沼で1年生の実習。夜はジムに。
4月9日 朝7時台の電車に乗り、大河原へ。船岡城址にも上がって、さくら満喫。昼頃帰ってきて、そのまま三神峯へ。研究室の花見。この日は一日中外にいたので、紫外線を浴びすぎ、夜ダウン。

4月11日 東京へ。医科歯科大でミーティング。医科歯科の実験動物センターのセンター長である同級生をアポなしで急に訪ねるという大胆な行動に、快く迎えてくれた友人に感謝。それにしても大学の中が迷路のようで、案内してくださった人がいなければおそらく到達できなかったと思われる。
4月12日 今期最初の講義。分子生物学。受講生は60名以上、でも来週には50名以下になるだろう。今回は冒頭にゲノム編集についての「クローズアップ現代」をちょこっと視聴。みんな興味を惹かれたようだ。

【一目千本桜】


【船岡城址から】




【船岡城址の花たち】




【三神峯の桜】



【動物系メンバーと記念撮影(今年はちょっと参加者少なかったな~)】



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新学期の食産業学部のひとこま

2016年04月08日 | 大学でのひとこま
【新入生のオリエンテーション(ファームビジネス学科)】
4月7日です。まだ緊張の面持ち。



【コミュニティプランナーのガイダンス】
いっぱい来てくれました~~。
ワークショップも楽しそう!」





【坪沼農場にも春がやってきました】







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この街の命に

2016年04月05日 | ネコの話
WOWOWでドラマを見ました。「この街の命に
動物管理(愛護)センターの話です。
私は動物愛護の仕事にちょっとだけ関わっています。
昨年は仙台市の愛護センターからネコ2匹を引き取りました。

殺処分ゼロを実現したい。
それはどこの自治体も考えてると思います。
けれども行政は決められた予算の中でやるしかありませんし、現場の工夫・努力にも限度があります。
さらに、この問題に対する市民一人一人の考え方が全然違うという現実があります。

だから、一足飛びには絶対に解決できません。
このドラマのセリフにもありましたが、避妊手術を「かわいそう」と思う方も多いし、「かわいそうだから」野良にエサをやる方も多いと思います。
税金で動物を保護して(一時的にでも)飼育することを批判する方もあれば、殺処分に携わる従事者を非難する方もあります。

私たち一人一人が愛玩動物の命についてもっと考えていけるといいなと思います。
生き物としての動物の生態をよく知ること、それから動物たちの感情に気が付くこと。

そのために一番有効なのは、やっぱり動物と接することじゃないかなと思います。
一緒に暮らすとわかることがたくさんあります。
病気するんだなーとか。
退屈するんだなーとか。
怖いのはいやなんだなーとか。
まあ当たり前のことなんですが、見てるだけだったら「かわいいっ」くらいしか出てこないと思います。
だけど命あるものなので、うんちもするし、げろも吐くしね。
なにか壊したり、傷つけたりもするし。

そして、一生懸命考えたりもする。
言葉もわかるし、自分の気持ちを伝えようとする。

いなくなったら探してほしいなと思います。
近くの愛護センター、行ってみてほしいです。
地域猫は避妊手術さえすればあとは地域で面倒みればよくて、自分ちで飼えなくても今は補助金もあって手術してもらえるので。
そうすればだんだん野良は減っていき、いつかは殺処分ゼロも実現できる日が来ると思います。

だけど今は道は遠い。
だけど極端に感情的にならず、冷静に着実に、少しでも歩を進めたいと思いますね。

WOWOWのドラマは、この大変なテーマをよく扱ったなと感心しました。
獣医師としてちょっと「ちがうな」と思ったところもあったけど、よく掘り下げてあったと思います。
見てなかった人はオンデマンドで見れますよー。







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新学期、始まる

2016年04月04日 | 仕事・研究
今週金曜日から講義・実習が始まります。今日は資料を印刷するなど第一週の準備をしました。
今期はフルの講義は1つだけで、あとはオムニバスが2つ。実習が4つ。それから、基礎ゼミかな。
昨年前期にあった講義をひとつ後期に持っていったので、ちょっと余裕ができました。とはいえ6月あたりは毎日講義か実習があるので、ちょっと大変そう。

そんなわけで、いよいよ学生たちが帰ってき、新1年生を迎え、大学は賑やかな春を迎えようとしています。
こんなに寒くてだいじょぶかいなと思うけど、さくらも着々と咲き始めており、きっとじわじわ暖かくなってゆくでしょう。

大学は自分で考え、自分でやっていかなきゃならないところです。
4年間のんびり過ごす人もいれば、ものすごい成長を遂げる人もいる。
できればみんなに成長してもらいたいけど、その時期じゃない人もいる。
ここでまいた種が、後で成長してくれてもいい。
先の目標や「やりたいこと」が見えないと焦る人もいるけど、人と比べなくていい。
理想と現実のギャップが大きすぎるときは、あんまり遠くを見ないで、まずは今日一日のことだけ考えればいい。
そして今日という一日のうちに、ひとつなにかできたら、それを喜んで過ごそう。
その積み重ねが、きっと大事。
毎日、喜んでいられれば、それが一番大事。

成長のためにストレスって有効だけど、強すぎるのは逆効果。
自分をよくみて、過大評価せず過小評価せず、今の自分をきちんと知ろう。

自分の心と体を大事にして、あんまりいじめないでやってほしい。

まあそんなことを大学生を見てて日々思います。
新しい学年、どうぞよい毎日になりますように。一人ひとり。どの子も。




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平成28年度の始まり

2016年04月01日 | その他もろもろ
4月1日です。
今日から28年度がスタートしました。

今日は朝からゼミ、午後は復興支援活動、夕方から総説執筆の要旨書き。総説そのものは日本語ですが、要旨だけ英語もつけるというスタイル。その最後の英語作文に疲れて、頭痛、背中痛ですがだいたいこれで総説は形になったのでやれやれです。怒涛の忙しさの新学期が始まる前に一応めどがたってほっとしました。(この総説は6月に呼ばれたシンポジウムに合わせて発刊される学会誌から依頼されたもの。シンポジウムの講演と総説がセットというけっこうハードな依頼でした。←知らずに引き受けてちょっと後悔したんですが、、、)

さらにさらに。
本日は科研費の採択発表があり。
無事、内定がいただけました。安堵。

ホントによかった。
研究費申請に関してはここのところ敗戦続きでしたので。

科研費が当たったので、がぜん気持ちが前向きになり、新年度に向けてやる気充実。新4年生に対しても、卒論の具体的テーマを提示しました。まあ本人たちは就活が落ち着いてからと思ってるようですが。

さてこれで月曜日は入学式。いよいよ、始まります。
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