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論文ゼミをどうするか

2017年08月31日 | 大学でのひとこま
今日は研究室の論文ゼミの日でしたが、内容が難しくてみんながなかなかついてこれないというのが現状です。毎年、論文ゼミはすごく悩みます。やらないと卒論書くときに大変な目に合うけれど、学部4年生に英語の論文をばりばり読みこなすというのはかなり難題。毎年、英語そのものの勉強をしてみたり、平易な英文を読む練習から初めて英語の免疫学の教科書を読んでみたりしますが、どんなに練習を踏んでも、英語論文を読むのは一気にハードルが上がる感じで、発表を聞いてる私も非常につらいです。こんなにわけわからないんだったらやらない方が、、、と思って手加減すると、そのつけは卒論を書く段階でどーんとやってきて、全然書けないというはめになり、惨事になるわけなので、本当に悩みます。

4年生に上がるころから、卒論に関係する分野の基礎は自分で勉強しないといけないよと言って聞かせているけれど、たぶん全然足りないのです。結局卒論を書く段になってから本人もはっきり自覚するんですが、その時はすでに遅し。英語そのものの実力も急には上がりませんから、それは1年時からコツコツ努力してほしいんですが。4年生になってからじゃ間に合わない。

いろいろ考えるに、やはり入学後すぐからきっちり積み上げてかなきゃダメなんですよね。
大学4年間の学びを意味あるものにするには。
大学生活って勉強以外にやっておきたいことがいっぱいあるけれど、でも勉強は大前提としてしっかりやってほしい。

これ、もっというと小中高の学びも非常に大事で、その上に高等教育がのっかるわけなので、ここにきて急になんとかって難しいんですよねえ。
とはいえ、もうここまで来ちゃったわけなので、やはり論文をきちんと読めるようにしていきたい、っていうのが私の目標です。
ある程度量もこなさなきゃスタイルにも慣れないし、忍の一字しかないのかなあ。

毎年のことながら頭の痛い課題です。
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楽しいのは実験ってわかってるけど

2017年08月30日 | 仕事・研究
月曜日、学生に免疫染色を教えました。
わたしは免染が大好きです。
切片切るのも見るのも好き。
キレイだから。



夜空に浮かぶ天の川のようでしょう♪

まあこれは単なる練習なんだけど。
でもきれいに染まればワクワク、楽しい。

また、今日は先日の青陵中等教育学校の理科講座で切った肝臓の切片の写真を撮りました。
今度、向こうへ持っていってデータ解析をやるためです。
写真を撮るために改めてしっかりと組織を見たら、大変おもしろい所見でした。

こういう仕事は楽しいです。
実験は過程も楽しいし、結果を見てまた楽しい。

だけど、私の仕事はラボワークだけじゃなく、そして昨今はますますデスクワークが増えており。
今日も顕微鏡に向かったのは30分ほどで、あとはひたすらプレゼンテーションを作ってるんですが、長時間やってると本当に「苦行」って感じです。
もうしばらくこの苦行が続きそうです。


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未来への足がかり

2017年08月28日 | その他もろもろ
若い人の「可能性はあるかもしれないけどまだ何者でもない。」とか「やりたいことが見つからない。」という悩みにまともに向き合うのはけっこう大変なことです。
最終的には自分で決断し、自分で行動していかなければならないのですが、適切に助言できれば楽になったり可能性が開けたり、さらに本当に驚くほど進化したりします。
ですから、私も真剣です。

「できなかったことができるようになる」ためには負荷をかけないといけませんが、適切な負荷をかけないといけないわけで、そうするとまず「現状」をしっかり見極めないといけません。
甘すぎてもだめ、厳しすぎてもダメ。
負荷は適切でないと意味がなくなる。
だけど「本人が感じている現状」と「ほんとの現状」にちょっと開きがあるような気がすることが多いです。
できるのにな、と私は思うけど、本人が強い負担感をもつことがあります。
私もそのことは自覚していて、気を付けようとは思ってるのですが、ほんのちょっとの負荷にも負担感が強すぎて、もったいないなあということがしばしばあります。

ちょっとがんばらないとできないってことをちょっとがんばってやって、一歩進み、さらにもうちょっとがんばらないとできないってことをやってさらに一歩進み、とやってくと、いつの間にかけっこう遠くまで到達しているもので、続けていれば忍耐は身につくし、そうなれば以前は負担だったことが軽々できるようになるんですが、人によっては負担感から最初からやってみない場合もけっこうあります。

そういう場合、どうやって限界の意識を変えていくかですが、毎日ちょっとずつ本当に小さいことをプラスして、変化していくしかないだろうなと思います。
今までやったことないことをやるのは大変そうですが、小さいことなら絶対できます。
そして、具体的な工夫がとても大事。
朝ごはん食べた方がリズムが出て午前中の生産性があがるとわかってても、朝ごはんを作ることのハードルは高い。
朝起きてからじゃ絶対できないので、前の日にすぐ食べられるものを用意する。
最初はフルーツバーみたいなのでもいいから、とにかく習慣づけることです。

なんでもそうなんです。
急にはできないんで、少し先のことを考えて、前もって準備しないといけない。
ちょっとだけ前もって準備をしていくという生活習慣が付くと、勉強だって仕事だってたぶんすごく変わってきます。
たいしたことないことのようだけど、大学生で身についている人、少ないんじゃないかなと思います。
習慣になるというのはそれだけですごくいい兆候です。どんな小さなことでも、継続できている状態、ってのはとてもいいんです。
やってみれば、わかります。









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To Doの管理

2017年08月26日 | 仕事・研究
昨年あたりから、依頼されて講演に行く機会が増えました。スケジュールの管理、講演の準備などでTo Doが複雑になり、こなせてはいるけれど何か忘れてないかとか、準備遅れているのではないかとか、直前になって別の用事が入って仕上がらないのではないかとか、なんとなく不安になるので、To Do listを3つにしました。

一つはちっちゃな手帳で、やることは全部これに書く。いつかやろうと思ってる、締め切りのないようなこともみんな書く。それを毎日のTo Do List(方眼の切り取り式メモ帳)に落としていたのですが、もう一つ「週ごとのメモ」を作ったんです。今週はこれ、来週はこれをやる、みたいな。それを毎日に振り分けることにしました。これでちょっと気分的にましになりました。

今は作業中のプレゼンが4つあって、発表時期もばらばら。普通の人なら日程の順番にやるんでしょうけど、わたしはあんまりまとめてやるのは性に合わず、同時並行でゆるく作っていき、直前にがっちり仕上げるというやり方です。最近の講演は時間が長くて、1時間半から2時間以上のものもあり、一度に作るのはちょっとしんどいし、日が変われば気も変わっていいアイデアも出るし。

今年もあと4か月ほどなので、後半しっかりやっていきたいのですが、今年はこれまでに論文は一本書いてリバイスまで行ってるのでこれがこのまま掲載されれば、あとはもう一つ和文で依頼原稿を書けば(12月締切)、書く方は完了。しゃべる方は学会が二つと講演が二つ。それから、たぶん英語でやることになる大学院の講義15回分と毎年やってるけど作り直そうと思ってる研修会講演。とりあえず以上がこなせれば後はそんなに重いのはないはず。もちろん定例の講義と実習等は当然のこととして。

後半は4年生の卒論もたけなわになるし、季節が冬に向かうから雪のせいで思った通り仕事ができないことも多くなるし。怒涛の6-7月の仕事が終わったんだからちょっと息抜きしたい気もするけど、やっぱりペースを崩さずに前倒しでやっていき、少しでも余裕をもって冬のHoliday seasonを迎えたいなと思っています。

今日はものすごく久しぶりに完全休日だったので、ちょっとこれからに向けて頭と心を整理しました。

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映画の予告編を見て

2017年08月14日 | レビュー
大阪への帰省より戻りました。
高校時代の友人たちと楽しい時間を過ごしました~。

道中、いくつか本を読みました。
ちょっと前に書評で見て、よんでみた本。

あと少し、もう少し (新潮文庫)
瀬尾まいこ
新潮社


瀬尾まいこさん、最近いくつか読んでいます。
「気持ち」ということを丁寧にとらえる作家さんですね。
この本は駅伝の話。
メンバー一人一人の気持ちが丁寧に描かれています。

次は、映画の予告編を見て、読んでみた本。

ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)
東野圭吾
KADOKAWA/角川書店


設定にややひっかかるところはあるものの、一気に読めました。
これは、映画向きのお話ですね。
感想書くとネタバレになるので書きませんが。
9月に公開予定だそうです。



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盛りだくさんな毎日が継続中

2017年08月10日 | 日々の暮らしを楽しく
今年は旅の年で。
とくにこの7-9月はものすごく動くということがわかってはいたのですが。
それでもアメリカから帰ってきたらとりあえず一段落じゃないかと思っていたところ、それがそうもいかず。
とりあえず記録のつもりでまったく投稿できなかった日々を振り返ります。

7月15-16日、佐賀。牛臨床寄生虫研究会で講演。(写真は有田。帰る前にちょっと足を延ばして。)


いったん仙台に戻り、18日からアメリカへ。ICMI2017に参加。
ここでも話題の中心はやはり腸内細菌。
連日、非常に参考になる話が聞けて大満足。


懐かしのDC、モールにもちょこっと出かけました。



ボスとボスのhusbandにも再会。


その後シカゴへ。
シカゴでは旧友に会い、今後の研究に重要なディスカッションができました。本当に楽しく、有意義なシカゴ滞在でした。思い切って行ってよかった!



26日に帰国して27日は楽天の試合。地元の星たちの対決。




7月29日はリボーンアートフェスのライブでみちのく湖畔公園でどろんこに。参りました。
長靴をもっていかなかった自分にがっかり。あの惨状は予想できたのに。ライブはとっても楽しかったけれど。


翌日は牡鹿半島でアート鑑賞。友達とドライブも楽しかった。


8月3日は日本細菌学会東北支部総会。
お世話になってる先生方に「一度来てみて」と言われて行きましたが、免疫のカテゴリーもあり勉強になりました。
研究室の卒業生が発表していて、うれしく思いました。


8月6日は免疫学会のアウトリーチ活動で科学未来館で「免疫ふしぎ未来」に参加。
子ども達がいっぱい来てました。東京の子はいいなあ。
しかしお台場の喧騒にはぐったり。




そして8月7日は青陵中等教育学校の子ども達が来学して理科実験講座。
むずかしい実験をいっぱいやりましたよ。
でも、8日は台風で講座は中止。
データ解析は9月に延期になりました。残念。


8月9日は宮城大学20周年記念行事。
記念講演の講師、新井先生は旧知の仲。
とても有意義で衝撃的な講演でした。
この話はまた別に書きたいです。



この怒涛の毎日の中、論文のリバイスもやっていて、やっと再投稿したと思ったんですが、思わぬ見落としがあり、現在またもやリバイス中。
その締切もあり、また、採点作業もまだ終わっていないため、今日も遅くまで仕事してます。
明日は卒業生の20周年記念パーティがあり、夕方から出かけますが、とにかく朝早く来てこの続きをやらなくては。
そして土曜日日曜日は大阪へ帰ります。
あとちょっと、がんばります。



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