院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

手話の限界

2007-01-06 13:57:49 | Weblog
 昔、聾の青年が手話通訳者を伴って、患者さんとして来院した。

 普通の言葉で普通の問診をしたが、これを手話通訳してもらっても、ほとんど通じないことに驚いた。

 仕方がないので筆談で問診したら、時間はかかったがこれは通じた。

 手話というものは、「今日は天気が悪い」とか「総理大臣には○○氏が選ばれた」など、ほとんど分かりきったことしか伝えられないのではないか。

 そうでなければ、手話通訳の人がよっぽど下手だったのか?聾学校で手話を教えない理由が分かったような気がした。