院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

南北問題

2008-06-08 07:47:21 | Weblog
 今、北側(ヨーロッパ)が栄えているのは、南側(アフリカ)を植民地にしたからである。北側は南側から搾り取れるだけ搾り取った。

 おかげで南側は飢餓が蔓延している。南側の犠牲の上に北側の繁栄がある。

 スペイン、ポルトガルは、南米を支配した。両国はついに南米から固有の言葉を放逐した。南米で通じるのはスペイン語かポルトガル語である。英語も通じない。

 フランス、イギリスは東南アジアまで植民地にしようとした。だが、成功しなかった。明治時代には、わが国まで植民地にされそうになった。でも、当時の人たちが頑張って、ポーランド分割が行われても、日本分割はさせなかった。

 わが国も、満州を植民地にしようとした。朝鮮半島も植民地にした。しかし、失敗した。その事実をわが国が悪人のように言う風潮があるが、わが国が出て行かなければ、ロシアの植民地になっていたところだった。

 新興国アメリカが繁栄したのは、奴隷貿易による。黒人を沢山連れてきて、アメリカは繁栄した。

 国が国土を広げようとの欲望は、ローマ帝国時代からある。オスマントルコも一時、凄い勢いだった。

 南北問題を解決するには、あと100年以上かかるだろう。