院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

自然破壊の始まり--農業の発明

2008-06-14 08:29:25 | Weblog
 農業は素朴で、自然と一体化していて、自然環境を壊さないように言われているか本当にそうか。

 私は農業の発明が自然破壊の始まりだと見ている。

 いろんな植物が生えている野原を、単一の植物一色にしてしまった。そこに生えてくる自然の草花を雑草として引き抜いてしまった。

 農地に水を引くために、水路を作った。そのため、川の流れに影響を与えた。

 よく農耕民族と狩猟採集民族が対比されるけれども、両者は次元が違う。人間が狩猟採集をしていた時代は、自然を破壊しなかった。これは、歴史的に農耕よりずっと古い。

 農耕はつい数千年前から始まった文明であり、歴史的に新しく、自然に大きなダメージを与えた。

 自然破壊は、もう数千年前から始まっており、私たち文明人は西洋人も含めて農耕民族の末裔なのである。狩猟採集民族はとっくに姿を消してしまった。あるいは、農耕民族に征服された。

 アフリカとかニューギニアの奥地まで行けば、まだ本物の狩猟採集民族が残っているかもしれないが、いずれ私たち農耕民族に同化されてしまうだろう。