院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

牛肉の放射能汚染問題

2011-08-04 21:13:04 | Weblog
 東北からの野菜の出荷制限が行われたとき、草を食べる家畜はどうなっているのだろうかと、多くの人が疑問に思っていたはずだ。

 それなのにマスコミも何も言わなかった。私は農産物(家畜も含む)担当官僚は気付いていたと思う。では、なぜそれを上申しなかったか?

 以下は私の勘ぐりに過ぎないけれども、担当官僚は「上からの指示がなかった」と答えるだろう。そのまた上と辿っていくと、担当大臣に行き着く。

 担当大臣は政府の一員である。その政府は脱官僚を旗印にしている。私が官僚なら、それじゃぁ政府が勝手におやりください、と言うと思う。

 官僚は分かっていたが、黙っていた。なぜって、政治主導なんでしょ。私たちのモチベーションを徹底的に破壊しておきながら、いまさら私たちに頼るわけ?

 こうなると、いよいよ政府は官僚叩きができなくなるだろう。官僚をいじめて、自分たちだけいい顔をしようとしていた民主党政権への、これは意趣返しと考えられなくもない。

 (次はヤギやヒツジやニワトリの番だと思う。)