院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ケーブルテレビに意味はあるのか?

2011-08-29 23:04:28 | Weblog
 アナログ放送が終了するというので、それよりすーっと前にケーブルテレビを入れた。アンテナを付け替えるのがイヤだったし、ケーブルテレビなら圧倒的にチャンネル数が多いと聞いたからだ。

 確かにチャンネル数は多いけれども、圧倒的というほどではない。しかも、映画専門チャンネルやエロビデオ・チャンネルは有料だ。

 BSやCSは見られるが、大した番組をやっていない。将棋専門や囲碁専門チャンネルはあっても、囲碁将棋がそんなに好きというわけではない。

 私はCNNと別の地方のローカル番組が見たい。CNNだったら衛星放送で見られるはずだが、私はまだ発見していない。リモコン操作が複雑過ぎるのだ。地デジ、ケーブルテレビ、DVDにそれぞれリモコンが付いている。どれがどれやら分からなくなる。

 アナログなら僅かに受信できた隣の県の放送が入らない。アンテナなら少しは入るのだろうか? 2011-07-23 の記事に対していただいたクリトンさんのコメントでは、地デジの電波は微弱では拾えないのだという。

 だったら、ケーブルテレビでその分を補うべきではないか?私がケーブルテレビの社長だったら、そうする。なにかまた放送免許だなんたらと、総務省がうるさいのだろうか?そういう無意味な規制を、少なくともヤマト運輸は打ち破ってきて、今の宅急便がある。ケーブルテレビ会社にはヤマト運輸のような気概はないのだろうか?

 だぶん、ないだろう。それが証拠に、ケーブルテレビ会社は私の家の居間にしかケーブルを引かなかった。一家に数台テレビがあるのは今や普通だろう。アンテナの根元にケーブルを付ければすべての部屋のテレビ端子に信号が行くのではないか?(行かないのかもしれない。)

 少なくともテレビ端子がある部屋全部に、ケーブルの信号が流れるようにしなければ意味がない。ケーブルテレビ会社の常識を疑う。

 ケーブルを止めて光にするかどうか、迷っているところだ。コミュファ光は大宣伝をしている。ホリエモンがフジテレビを買収しようとしたとき、すぐに放送と通信の境目はなくなると言っていた。

 現在そうなりつつある。だが、光ファイバー会社も心配だ。と言うのは、パソコンを光にしたとき、光ファイバー会社はパソコンのある一室にしか光ファイバーを引いていかなかったからだ。各部屋に引くのが常識だろう。

 ケーブルテレビ会社も光ファイバー会社もヤル気があるのかないのか分からない。

コメント管理、忘れてました

2011-08-29 21:15:30 | Weblog
 私の不手際で、せっかくいただいたコメントを公開していませんでした。

 伊藤浩瑞さん、いつきさん、クリトンさん、RSさん、Tetsuro Motoyamaさん。コメントありがとうございました。これからは、なるべくレスポンスを付けます。これまでのところは、ご勘弁を。

漫画は小説を超えた

2011-08-29 08:49:59 | Weblog
 新幹線に乗るまで時間があったので、品川駅の書店で漫画を一冊買った。本当に何でも良かったから手近なのを選んだ。その題名をBAKUMANと言った。

 読んでみて驚いた。ものすごく面白い。新幹線が来るまで読んで、新幹線が豊橋駅に着くまでに読んで、飽きることがなかった。

 物語は、2人の中学生が漫画家をこころざし、いろんなライバルや出版社と渡り合って、出世していくというものである。

 今の漫画界の内幕がよく分かる。漫画の編集者も地位が向上したなと思う。私が大学時、漫画研究会をやっていたときには、編集者はもっと日陰の存在だった。「編集者」ということで婚約したのに、漫画の編集者と分かり、破談になったという話もあった。

 いま、漫画の編集者はそうとうの目利きで、あらゆる知識、世の情報に通暁していなくてはならない。漫画家にとって、漫画誌の編集長というのは神様みたいな存在である。

 BAKUMANからは、その辺の事情がよく分かる。へたな直木賞小説より面白い。とにかく飽きさせないのだ。内容も深い。これらの漫画に匹敵する小説といったら、山崎豊子さんの一連の作品くらいだろう。

 巻置くあたわずというのが小説の理想だが、これらの漫画はその理想をとっくにクリアしてしまっている。漫画だと侮るなかれ。