(ebayネットショップより引用。)
仮面を使った祭祀を行う部族がザンビアに3つある。伝統的かつ珍しいので、その祭祀が世界遺産に登録された。
そこで何が起こったか?3つの部族は仮面を展示する博物館を近代建築で造った。そこまでは良い。
ザンビアにはいくつもの部族があって、それぞれに祭祀を行っている。ただ、仮面を用いる部族の祭祀だけを世界遺産にしたのがいけなかった。世界遺産から漏れた多数の部族が新たに仮面を造るようになった。
あたらしい仮面なぞ世界遺産に値しない。だから、世界遺産に登録されるはずもない。新規に仮面を造ることによって、かえって伝統的な祭祀が破壊された。
講師は、ヨーロッパの先進国が権力で(講師は「権力」と言った)自らの価値観を押し付けると、妙なことになると述べた。
以上は放送大学の「博物館学」から得た知識である。世界遺産が害になることがあるとは気付かなかった。また、「博物館学」という学問があることさえ知らなかった。
放送大学は面白いですぞ!