院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

中国が反日的となったわけ

2017-11-01 10:26:54 | 歴史

(天安門事件の1シーン。ウィキペディアより引用。)

 田中角栄と周恩来の日中国交正常化いらい、両国は友好関係をたもった。中曽根総理の時の中国主席、胡錦涛はとくに親日的だった。二人の蜜月は胡錦涛が死ぬまで続いた。胡錦涛は鄧小平の眼鏡にもかなっていた。

 しかし天安門事件が起きると、鄧小平は胡耀邦を批判した。そして、これまでの教育が自由過ぎたと路線を変更し、反日教育を行うようになった。これが現在まで続いている。天安門事件以後の子どもはみな反日教育を受けている。

 国をまとめるために外部に敵を作るのは常套手段である。天安門事件いらい中国は反日的となった。以上が私の中にある(きわめて単純化された)図式なのだが、どうか?

 ※今日の短歌
   田に張れる氷を割りて泥鰌掘るわれ小作農の次男坊なり
   黒澤正行(福島県)

マスコミはなにが目的で「もんじゅ」を潰したのか?

2017-11-01 00:01:44 | マスコミ

(高速増殖炉「もんじゅ」。ウィキペディアより引用。)

 実験に失敗はつきものである。アメリカでは有人ロケットに成功するまで、何人の飛行士が犠牲になったか分からない。

 高速増殖炉「もんじゅ」は実験炉である。だから失敗もあるだろう。ところがマスコミはまずナトリウム漏れをあげつらった。そして「もんじゅ」の危険性をことさら強調した。

 ついには「もんじゅ」に何千か所の異常が見つかったと言い出した。何千か所って、どこがどうなっているのか?そもそも、どうやって勘定したのか?これらは一切報じられなかった。

 とうとう「もんじゅ」は廃炉に追い込まれた。もともと日本はプルトニウムを再処理できない。だから「もんじゅ」が期待されていたのだ。

 いま、わが国にはプルトニウムが溜まりに溜まって、広島型原爆が6,000発分あるという。それらが近隣諸国に脅威を与えている。韓国には、自らもプルトニウムを溜めようとの気運が起こっている。

 マスコミは以上のことを知っていて「もんじゅ」を潰したのか?「知らなかった」では済まされないぞ!

 ※今日の短歌
   一塊の氷となりて苦悶から解き放たれし弟がいる
   山之内俊一(千葉県)