(小学生のイラスト。matome.never より引用。)
小学校3,4年生のころ、私はM君Y君と3人でつるんで下校することが多かった。
あるときM君がY君とひそひそ話をしたりして、何となく私を仲間外れにしようとし始めた。「こいつはいったい何を始めたのか?」と私は無性に腹が立った。
あるとき私はなんの脈絡もなく、M君の頭頂部にげんこつを一発見舞った。「何するんだよう」とM君。私は「悪りぃ悪りぃ。痛かった?」とトボけたが、せいせいした。
当時、イジメという言葉を知らなかった。だが、このままずるずると付き合いを続けていたら、イジメに遭っていただろう。イジメには一発かますに限ると私は学習した。
M君との付き合いは、これで終わった。その後、M君は高卒後、近くのクリーニング屋でアルバイトをしていると聞いた。それ以来、私はM君の消息を知らない。
※今日の短歌
棺(ひつぎ)にはドライアイスを入れること髪流すこと二時間待つこと
藤川侑子(香川県)