(ゲートボール風景。ウィキペディアより引用。)
ゲートボールが高齢者用スポーツとして流行したのは昭和50年台だった。
高齢者用スポーツというのは、それまでなかった。ゴルフは金がかかり過ぎるし野球は運動量が多すぎた。ゲートボールは恰好の競技として飛びつくシニアが多かった。専用のコートがほうぼうに造られた。
しかしながら、どんなスポーツでも若者にかなうわけがない。大学にゲートボール部ができると、ゲートボールで高齢者が勝つことはありえなくなり、やがてすたれた。
高齢者をターゲットにした商法は秀逸と言えた。現在では、むかしのゲートボール場が草に覆われて侘しく残っているだけだけれども。
※今日の狂歌
犬啼くは不安恐怖があるからだ殴ってやりたい犬の飼い主
中里ひとし(愛知県)