(幼稚園の戸外授業。ウィキペディアより引用。)
私が幼稚園生のころ園に歌のお姉さんのような人が来て「☆☆園のお友だち~。こんにちは~」と明るく呼びかけられて困った。そのお姉さんは初対面で友だちとは言えなかったからである。
さらにお姉さんは「隣りのお友だちとじやんけんをして順番を決めましょう」と言った。隣りの奴は嫌いな奴で、「隣りのお友だち」と言われても困ると思った。
「お友だち」にさほど深い意味があるわけではないと知ったのは、その後何年もたってからだった。
幼な子はまじめだから、意外なところで困るのだ。本当の友達は何10年生きてきて、現在でも十指に満たない。
※今日の短歌
病院か施設か迷うわが母の淡いいのちの安らぐ所
平山敬子(山口県)