(駿台予備校の広告)。
予備校で教師が生徒の質問に「そういう愚問を発するから落ちるんだ」と突っ込むので驚いた。この予備校が特別だったのかもしれない。生徒はお客さんである予備校で「来年も落ちるぞ」とか何かにつけて痛いところをついてくるとは。
予備校の授業を受けていて「こりゃぁ、すごい」と思ったことが何度かある。英語や古文は分量をこなすしかないと思っていたのだが、英語の場合、発音の間違えやすい単語は30個ほどしかなく、それだけ覚えれば発音はクリア。古文も助詞は8個で、それぞれの機能を覚えればクリア。
そこまで整理されていれば、無駄な労力が(受験に対するかぎり)必要がなくなる。さすがに予備校は学問を教えるところではなく、受験テクニックを教えるところだと感心した。
ひるがえって考えると、現役でやすやすと大学に合格した連中は、こうしたテクニックなしに入っていったのだから、すごいものだと改めて思った。むかし「親不孝通り」と呼ばれていた道を通って思い出した。
※私の俳句(秋)
天高し跳び箱の段上げらるる