(「NARU」のステージ。筆者撮影。)
20年前よく行った青山のジャズライブハウス「Body&Soul」は古典的ジャズをやらず、バイオリンとかパーカッションとかヴォーカルデュオとか「キワモノ」やるようになってしまいました。そのほうが客が入るのでしょう。
ネットで調べて御茶ノ水の「NARU」に初めて行ってみたら、おお、古色蒼然たる20坪ほどの地下のライブハウス。超嬉しい!!むろん禁煙席なんてありません。
当日やっていたのは還暦過ぎの伊集院静似のイケメンサクソフォニスト。懐かしいウエインショーターなんかを渋くやってくれました。バックのピアノ、ベース、ドラムの若いこと!!
若い人が古いジャズにのめりこんだことは買いますが、いま少し修行が必要。ピアノの美人のお嬢さんは正確だが、ジャズのどこがキモなのか分からないのでしょう。サウンドが腹に響かない。
ベース、ドラムの2青年はロック出身とのことだがジャズに魅せられたと言っていました。ロックに群がる小娘たちなら騙せても、おじさんたちは相当にクオリティーが高くなくては満足できないのよ。
ベースはハノンを徹底的に練習のこと!!ときどきリズムがモタれる!!ジャズのドラマーはロックのドラマーより「ウソー」というほど上手くなくてはならない。とくにバスドラを意識してください。ジャズとロックで決定的にロックが劣るのがバスドラです。ジャズメンはマネの出来ないバスドラさばきでロッカーをギャフンと言わせてやりましょう。
※今日、気にとまった短歌。
関空の滑走路見えただいまと長く離れた故郷を思ふ (高槻市)長畑亜由美
久々の一意奪還です。これも、皆様方のご愛読のおかげです。なんつったて張りが出ますよね。一時のネタなしスランプから抜け出たようです。