院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

アイドルが分からない

2008-06-16 08:39:59 | Weblog
 私がアイドルとして理解できるのは、キョンキョン(小泉今日子さん)までである。彼女ももうじき40歳。でも、アイドル時代は「こんなに美しい人がいるのか」と思った。

 俳優の黒木瞳さんは、いつも「理想の上司」の高位に選ばれるが、もう45歳である。なのに、あの美しさはどうだ。

 考えてみると、キョンキョンと黒木瞳さんは、さほど年齢が変わらない。キョンキョンが16歳で華々しくデビューしたころ、黒木さんは宝塚の下積みとして頑張っていただけだ。

 私は浜崎あゆみさんが、なぜこんなに人気があるのか分からない。少なくとも私の趣味ではない。

 かなり若くても、ベッキーさんや山田まりあさんは、まだ理解できる。彼女らはアイドルというよりも、むしろ芸人だから、私にも了解可能なのだろう。

 ここに名前を出したのは、すでに頂点を極めた人である。だから、私にも名前が分かる。
今、続々と出てきているアイドルは、私には顔の区別もつかない。ましてや、名前なぞ覚えられるはずもない。

エコブームのばかばかしさ

2008-06-15 13:17:44 | Weblog
 地球温暖化論の根拠のなさ、エコブームのばかばかしさについて書いた本が、数冊出ていた。最近、また相次いで2冊のエコブーム欺瞞論の本が出た。

 この欄に、前から指摘していることが、とうとう活字になって、次々と現れてきた。喜ばしいことである。

 割り箸排斥運動、レジ袋排斥運動のどが、ことごとく槍玉に挙げられている。胸がすく思いである。

 今後、当欄でこれらについて言わなくてもよくなったと思うと、ほっとする。

 だいたい理系の人間が書いた本である。政治家も官僚もたいてい文系である。だから、理系ならすぐに矛盾点に気が付くのに、それができなかったのだろう。

 洞爺湖サミットでどんな虚構が話し合われるのか、楽しみである。

自然破壊の始まり--農業の発明

2008-06-14 08:29:25 | Weblog
 農業は素朴で、自然と一体化していて、自然環境を壊さないように言われているか本当にそうか。

 私は農業の発明が自然破壊の始まりだと見ている。

 いろんな植物が生えている野原を、単一の植物一色にしてしまった。そこに生えてくる自然の草花を雑草として引き抜いてしまった。

 農地に水を引くために、水路を作った。そのため、川の流れに影響を与えた。

 よく農耕民族と狩猟採集民族が対比されるけれども、両者は次元が違う。人間が狩猟採集をしていた時代は、自然を破壊しなかった。これは、歴史的に農耕よりずっと古い。

 農耕はつい数千年前から始まった文明であり、歴史的に新しく、自然に大きなダメージを与えた。

 自然破壊は、もう数千年前から始まっており、私たち文明人は西洋人も含めて農耕民族の末裔なのである。狩猟採集民族はとっくに姿を消してしまった。あるいは、農耕民族に征服された。

 アフリカとかニューギニアの奥地まで行けば、まだ本物の狩猟採集民族が残っているかもしれないが、いずれ私たち農耕民族に同化されてしまうだろう。

ケイタイをかけながら運転

2008-06-11 10:59:37 | Weblog
 ケイタイをかけながら自動車を運転するのは危険ということで、さいきん禁止になった。

 もともと運転が下手な私は、危険というより、そもそも車の運転中にケイタイをかけることが技術的にできない。

 運転中にケイタイをかけている人は、たぶんオートマチック車に乗っているのだろう。ノーマル車では、ギアチェンジをしなければならないので、さすがに片手運転は無理である。

 私がオートマチック車に乗っているのは、ギアチェンジや足のクラッチ操作ができないからである。まして、ケイタイなぞかけられるはずがない。

 ケイタイをかけながら車を運転している人を、私はすごいと思う。まるで、両手両足を別々に動かすドラマーのようである。

 でも、世の中にはもっとすごい人がいる。これは、高校生に多いのだが、自転車をこぎながらメールを打っている。あるいは、本を読んでいる。

 とてもマネできない。

国民皆保険制度が崩壊する

2008-06-11 09:29:00 | Weblog
 医療費削減が限界に来ている。もう2年ほど前から「医療崩壊」が始まっている。世界に冠たる国民皆保険制度が危機に瀕している。

 では、どうすればよいか?財源をどこに求めたらよいのか?案はいくつかある。

(1)消費税を上げる。
(2)無駄な公共事業や軍事費を削減する。
(3)所得税の累進課税を急峻にして、金持ちから税金を取る。
(4)タバコ税、酒税を上げる。
(5)健康保険料を上げる。

 (1)案は、まず年金、介護、老人医療、少子化対策にふりむけられるので、医療に回ってくるのは僅かである。消費税を10%くらい上げるのなら別だが、数%の値上げでは無理である。

 (2)案は、小泉政権時代に十分行われてしまった。軍事費はGDPの1%である。もともと少ないものを、さらに削っても意味がない。

 (3)案は、わが国には金持ちが極めて少ない(アメリカやアラブの富豪を見よ)。だから、これも効果がない。

 (4)案は、タバコ、酒を値上げすると、需要が減るから、税収は相殺される。

 残るのは(5)案しかない。だが、国民がそれを嫌がる。でも、健康保険料を値上げしなければ、国民皆保険制度が守れないのである。それでも、国民が嫌だと言えば、国民皆保険制度にもとづく医療は崩壊するしかない。

 つまり、金持ちと貧乏人が同じ医療を受けられなくなるということだ。アメリカのように・・・。

電子カルテに反対する

2008-06-11 09:08:03 | Weblog
 最近ここで反対意見ばかり述べている気がする。今回も反対意見で恐縮である。

 電子カルテの導入が進んでいる。電子カルテとは、カルテ記載、検査データ、レントゲン写真などを、コンピュータで一括管理する手法である。(レントゲン写真は画面に呼び出せるし、検査データの経時的変化も一発でグラフ化することができる)。

 しかし、私はカルテ記載をワープロでやることに反対である。医者がコンピュータ画面ばかり見るようになるからである。

 日本語入力は変換が必要だから、どんなにブラインドタッチが上手くても英語のように早くはできない。電子カルテの記載に膨大な時間を要する。ただでさえ忙しい医者がコンピュータ入力に時間を取られると、診察という医者にとって根本的な手技の時間が少なくなる。

 これでは本末転倒である。医者がキーボードを打つのではなく、医療秘書が打つのならまだ考えようもある。でも、医者一人にキーボードが堪能な医療秘書を付けるのは、わが国の医療経済では無理である。

 とくに、心療内科や精神科では、患者さんの表情とか陳述が重要な診断根拠となるのであり、検査データとかレントゲン写真は必要ない。

 だから、カルテは手書きでよい。医療秘書も要らない。そのような科では、電子カルテは無用の長物であるどころか、有害である。

タバコ1箱1000円時代

2008-06-10 11:44:18 | Weblog
 タバコいじめが、ひどくなってきた。

 国会でタバコ値上げが論じられるという。1箱1000円と主張されている。

 タバコの値上げによって財源を確保するという意味ではなく、消費税を上げる前に、まずタバコを血祭りに上げようという考えなのだろう。

 そのうち、わが国でもイギリスのように、パブでさえタバコが吸えなくなるかもしれない。

 タバコが1箱1000円になったら、どういう現象が起こるだろうか?買い控えが起こるだろうか?そうなったら、税収は少なくなるから、財政的に見れば同じことである。

 昔、洋酒がバカ高かったころ、洋酒を呑むのはステータス・シンボルだった。タバコがバカ高くなったら、ステータス・シンボルになりうるだろうか?

 ちなみに、イギリスではタバコ1箱が1100円以上である。わが国でもありえない話ではない。

インドネシアの看護師と介護士

2008-06-09 13:10:10 | Weblog
 わが国とインドネシアが協定を結び、看護師と介護士を数百名インドネシアからわが国へ派遣されることが決まった。

 ここで疑問点がいくつかある。そもそもインドネシアには看護師という人たちがいるのか?少なくとも介護士はいないらしい。

 インドネシアに赴任していた友人の話では、ジャカルタでさえほとんど医者がいないという。なぜならば、インドネシアはイスラム国(一部キリスト教)で、生き死には「神の思し召し」だから、わざわざ高い金を払ってまで医者に行く人はいないそうだ。

 需要がないから、医者がいない。だとすると看護師もいないのではないか?わが国は臨床経験2年以上という条件を付けているけれども、医者がいなければ、看護師の臨床経験もクソもないではないか?

 ここは譲って、インドネシアに看護師がいるとして、わが国で通用するだろうか?という疑問が生じる。看護師の主たる仕事のひとつに、患者との会話がある。患者は看護師との会話でずいぶんと安らぐものだ。インドネシア人の看護師にそれができるか?

 次なる疑問は、労働力を輸入して大丈夫だろうかということである。モノならいくら輸入してもよいけれども、人間を輸入してはいけない。人間の輸入(移民)が、移民先進国のヨーロッパでは、今ごろになって大問題となっているではないか?

 人間を輸入すると、わが国も南北問題に巻き込まれる恐れがある。

南北問題

2008-06-08 07:47:21 | Weblog
 今、北側(ヨーロッパ)が栄えているのは、南側(アフリカ)を植民地にしたからである。北側は南側から搾り取れるだけ搾り取った。

 おかげで南側は飢餓が蔓延している。南側の犠牲の上に北側の繁栄がある。

 スペイン、ポルトガルは、南米を支配した。両国はついに南米から固有の言葉を放逐した。南米で通じるのはスペイン語かポルトガル語である。英語も通じない。

 フランス、イギリスは東南アジアまで植民地にしようとした。だが、成功しなかった。明治時代には、わが国まで植民地にされそうになった。でも、当時の人たちが頑張って、ポーランド分割が行われても、日本分割はさせなかった。

 わが国も、満州を植民地にしようとした。朝鮮半島も植民地にした。しかし、失敗した。その事実をわが国が悪人のように言う風潮があるが、わが国が出て行かなければ、ロシアの植民地になっていたところだった。

 新興国アメリカが繁栄したのは、奴隷貿易による。黒人を沢山連れてきて、アメリカは繁栄した。

 国が国土を広げようとの欲望は、ローマ帝国時代からある。オスマントルコも一時、凄い勢いだった。

 南北問題を解決するには、あと100年以上かかるだろう。

再びサマータイム反対

2008-06-07 14:32:25 | Weblog
 サマータイム反対とは、ここで2006.9.9に書いた。

 このごろ、福田首相がサマータイムに乗り気なので、もう一度、反対を表明しておく。

 戦後3年間ほど、わが国でもサマータイムが実施されたことがあった。でも、それはやがて立ち消えになった。このころは、私はまだ乳幼児で、当時のサマータイムを知らない。

 国民的には行われなかったけれども、小学校でサマータイムが導入されたことがあった。当時、小学生だった私は閉口した。小学生と言えば眠たい盛りである。それが、夏の間だけ始業時間が40分早まったのである。

 クーラーのない時代、夏の夜は暑くて寝付けない。そこへもってきて、始業が40分早くなった。小学生の私は寝不足になった。

 サマータイムは先進8カ国で実施していないのは、わが国だけだという。でも、それは気候条件が違う。蒸し暑いわが国に、カラッとした気候の外国の例を持ち込むのは間違っている。

 現にアメリカでも、南のほうの蒸し暑い州は、サマータイムを導入していない。アメリカ全体がサマータイムを行っているように言うのは、イカサマである。

 おりしも日本睡眠学会がサマータイムに反対する声明を出した。拍手を送りたい。

美食は今がピークではないか?

2008-06-06 08:58:17 | Weblog
 東京は世界一のグルメ都市と言われている。もしかすると、わが国は世界一のグルメ国ではないか?

 ちょっとした都市へ行けば、日本料理、中華、フレンチ、イタリアン、天ぷら、寿司、うなぎなどが食べられる。

 ロシア料理、スペイン料理、タイ料理も私の住む都市で食べられる。
 
 このような美食の時代はいつまで続くのだろうか?食料供給が逼迫していると聞く。ぜいたく品は作れなくなり、基本的な食料を大量に作る時代が来るのではないか?

 現在の北側の美食は、南側の飢餓の上に成り立っている。南北問題が解消したら、北側は美食をしている余地はなくなるだろう。

マンガ家の才能

2008-06-05 13:20:20 | Weblog
 マンガ家の才能と言っても、これは絵の才能についてであるが、その人に才能があるかどうかを見きわめる簡便な方法があるのだそうだ。

 それは「群集」を描かせることである。「群集」には、いろんな顔の人が集まっている。それらの顔がみな違って、しかもそれぞれに特徴がある絵が描ける人なら、画家としてのマンガ家の才能があるのだという。

 これは確か、故石森章太郎氏が言っていた。

 故手塚治虫氏の描く「群集」には手塚自身が交じっていたり、ヒョウタンツギが紛れ込んだりしていて、ユーモアにあふれたものだった。

タクシー・ドライバーを侮るな

2008-06-04 09:43:29 | Weblog
 「正直運転手、忘れ物の100万円を届ける」という新聞記事があった。

 この記事に対して、タクシー運転手が怒っていた。100万円の忘れ物があれば、届けるのが当たり前だろう。いちいち「正直運転手」なぞと書かれると、他の多くの運転手がネコババしているように思われてしまうと。

 私はこの運転手の怒りを正当なものだと思う。タクシー・ドライバーは忘れ物を届けるのが当然である。

 マスコミも「正直運転手」なぞと書かぬがよい。

再再度、裁判員制度反対

2008-06-03 09:19:19 | Weblog
 なぜ今頃、裁判員制度なのだろう?

 アメリカでは陪審員制度を最悪の制度として、撤廃の意見が多い。でも、撤廃できないのは、法を変えるのがいかに難しいかということである。

 心あるアメリカ人は言う。日本は陪審員制度がないのだから、絶対に似た制度を導入してはダメだと。

 以前に私は、裁判員になったら、何でもかんでも死刑を主張すると述べた。今でもそのつもりである。10両盗んだら首が飛ぶという江戸時代の制度はよかったのである。

 私がこの欄で裁判員制度に関して述べるのは、3度目である。1度目は、2006.8.5.で、2度目は、2008.2.14.である。

 もう制度導入まで1年を切ったので、もう一度言う。裁判員制度反対!

 とくに私のような個人経営者は、裁判に時間を取られる、業務にさしつかえる。平たく言えば、飯が食えない。サラリーマンに裁判員休暇を、という意見があるけれども、生活者全員がサラリーマンでないことに思いが及ばないのだろうか?

NHKが地球は温暖化していると言い切った

2008-06-02 12:59:21 | Weblog
NHKの良心的な番組「クローズアップ現代」で、人気キャスターの国谷さんが「地球温暖化の中・・・」と言い切ってしまった。

 こうして、地球温暖化は既成の事実として、ますます受け入れられるようになるだろう。

 だが、何度も言うように、地球温暖化は本当に起こっているのかは、まだ証明されていない。それなのに、こんなに言い切ってしまってよいのだろうか?

 本当に起こっているのかどうか分からない現象の「原因まで」CO2 だと、これまた言い切られてしまている。曖昧の上に曖昧が重ねられて行く。

 洞爺湖サミットでは、このような曖昧な問題が本気で相談されるのだろうか?だとしたら、噴飯ものの会議である。