導入教材
4歳.、5歳ではじめてのピアノ。
最初の1~3ヶ月は特に教本を渡さずにノートやリズムカード、音符カードで、
ソルフェージュを中心に。
そのうち、ピアノを習いに来ているのに、
お母さんにはすぐに本は使わないと説明しますが、
子供たちもレッスンバッグに何も入っていない状態が、
何か物足りなく感じてきたら、
ピアノの前にきちんと座ることが出来るようになったら、
素敵な教本があるのだけど・・と 興味を持たせながら見せます。
最初の1~3ヶ月は、どの教本を渡すかの見極め期間でもあります。
その間に、
本人の取り組む意欲、本人の性格
お母様から家庭での協力が得られるか、
じっくり取り組むタイプか、
先にどんどん進んで、数をこなしながらしたほうがいいのか、
手の大きさ、指の強さ、
家庭での楽器、ピアノか電子ピアノか、キーボードか、
いろいろあります。
様々な情報を私なりに仕入れていざ、教本へ。
うたとピアノの絵本 呉 暁 著
みんなのおけいこ 新井千音美 著
ピアノランド 樹原 涼子 著
私なりのどれを渡すのか目安はあるのだけど、
そのうち2冊くらいをみせて、
お母様には、メリット、デメリットをお話して、
子供さんには、実際に手にとって、絵本を読み聞かせるように、
一枚づつページをめくります。
決まらなかったら、 持って帰って、自分で選択して決めていただきます。
「自分で決めた」事を大切にしたいのです。
自分で決めたのだから、頑張れる!
何を使うのか・ではなく、
どのように使うのかが大切。
結局、どの本にも興味を示さず、
ノートにそのつど作曲(といっても4~8小節)して、
子供さんの生活に密着した歌詞を書いて、レッスンをすすめる事もあります。
お母様には、
せっかくの個人レッスンなのですから、
他の子供さんと比べることなく、
おおらかに、見守って頂くようにお願いし、
子供さんには、
どの本を選んでも、弾かないと、弾けないのだからね。と、
茶目っ気をまじえて、強引に(笑)さとしますね。