私の高校時代は、ピアノに関しては、
全く成長しませんでした。
学年の半数が国立に進学する高校。
勉強とピアノの両方はしんどかったです。
気持ちが参ってしまい、
どちらも手につかず、
レッスンも親に内緒でさぼることも多くなり、
学校の勉強はしたくなくて、本ばかり読んでいました。
3年生の夏進路を決める頃、ピアノとは別に、
声楽とソルフェージュも習っていました。
その先生に、「他にしたいことがないなら、音楽で頑張りなさい」と諭され、
受験曲だけを練習して、受験に臨んだのでした。
友達はいても親身に話すような友達はいなかった。
劣等感と、開きなおりですごした3年間。
親とも会話もなく、
でも 親は一生懸命、親の背を見せて頑張っていたはず。
娘たちに、
高校入学時に、一番に言ったこと。
友達を作りなさい、
大学になって離れても、
地元に戻ったときに遊べる友達、
結婚しても、また出会える友達を。
私自身、順調にいかなかった分、
ピアノを弾きたくない人の気持ちはわかるつもりです。
今は 頑張りなさい。
今は 頑張らなくてもいいのよ。
人にはバランスよくその言葉が言えますが、
ついつい頑張ってしまう私がいます。