政治はイメージやスローガンではよくすることができません。市民運動を続けているだけでは、効果的に良くすることも難しくて限界があります。こどもの貧困で子ども食堂をやっていても、大人の貧困は進んでいます。一部の空き家に補助金を上げて活用しても、マンションが次々建設され、空き家は次々生まれます。民営化で安くなるのは賃金で、民営化事業者は、リスクなく着実にお金儲けして配当を得るので格差が生まれます。賃金(労働分配)、税制(誰からどう集めるか)、社会保障=労働の再分配(集めた税金を誰のためにどう使うか)ここは、市民活動ではなく、政治が決めることで、そこをよくしなければ、さらに状況は悪くなるばかりです。 . . . 本文を読む
世界は民営化した水道を再公営化しています。水道料金が上がり、水質が悪くなったからです。海外で危険だとわかり、国内市場では売れなくて、新たな市場として日本がターゲットにされた、アスベストの事例を思い起します。アスベストについては、日本でも知っていたのに輸入し作って売り続けていたのではないか、という指摘もあります。アスベストと同じ過ちを繰り返してはなりません。 . . . 本文を読む
指定管理者制度は、公の施設の管理運営を民営化する手法です。大田区では、573(公共施設白書より)の公共施設のうち142の施設で指定管理者制度を採用しています。大田区は、指定管理者制度について、「施設の運営に民間の保有する多様な人材やノウハウを活用することで、区民サービスの向上と効率的な運営を図ることを目的としています。」としています。大田区の指定管理者精度を採用している施設は、大田区が効果といっている「人材やサービスやノウハウや効率性」が向上しているでしょうか。「休養村とうぶ」の指定管理者の指定議案の審議に際して奈須りえはこう考えました。 . . . 本文を読む