3月15日、大田区で行われたDET(障害平等研修)に、参加しました。
http://blog.canpan.info/detforum-japan/
私も初めての経験で、いったい何をするのだろうと興味津々のうちに、研修が始まりました。
事前申し込みがいっぱいになったと聞きましたが、参加した多くの方が、DET(障害平等研修)の新しさに惹かれたのではないかと感じました。
特に、昨年12月に障害者権利条約に批准したことも影響していたのではないでしょうか。
研修のデモンストレーションでは、障害についての絵や、ビデオを見て、考え、となりに座った人たちと一緒に話し合い、発表するという作業が繰り返されました。
特に正解や模範解答が与えられるわけでもなく、初対面の方と話し、他のグループの発表を聞く。
話す相手も発表する人も、障害があったり無かったりと様々で、同じ絵やビデオにふれても、色々な視点があるのだなあとあらためて感じました。
障害とはなんですかと聞かれて、それぞれが、付箋紙に書きました。
私は、
多くの人が作り上げた、状況に合わないことによりこうむる、不自由や行きづらさ、特徴。
と書きました。
同じグループで、障害者就労支援をしていらっしゃる方が、「権利を行使できない状況」という言葉を使っていて、非常に良いなと思ったので、グループで発表するときに、「権利を行使できない状況」というフレーズを入れました。
条約は国と国との取り決めですが、法律や条例が無ければ、実効力は生まれません。
この権利を行使できない状況を、「(私が)作り上げている」ということに気付くことを目的としているのがDETだと思いました。