赤字国債を発行している国が、減税と言い始めたのでおかしいと思って調べたら、今回の減税で、4つの増税を隠す【カモフラージュ】になっていることがわかりました。
・年金、
・医療、
・介護、
そして、新たな
・(仮)こども保険です。
ちなみに、私は、住民税減税と言っていますが、それは、大田区はじめ地方自治体に、税金が余って貯まっているからです。
最初は、大田区の基金残高が増えていることから始まりましたが、日本全国に基金が21兆円も貯まっていて、驚きました。(総務省調査 2016年調査 21兆円、2020年度末 22兆円)
特に、国が、2022年の年末あたりから、防衛費が1兆円足りないから増税と言い始めて、びっくりしました。
国では、1兆円足りなくて増税と言っているのに、2020年度末で21兆円余って貯まっているのに、減税の声が出なかったからです。
直近のデータ=2022年度末で、都道府県、市町村合わせると、基金残高は、27兆円にも激増しています。
余るほど、税金を取り過ぎている。
だから、私は、取り過ぎた分返すよう、住民税減税と言っているのです。
話しが戻りますが、
今回の減税は、まったく、私が主張している減税とは違います。
地方の貯金には手を付けず、国が赤字国債を発行して、減税すると言うのです。
バラマキです。
しかも、
国は、すでに、2028年までに、今年と来年発行する国債は、増税で回収すると言っています。
減税した分、増税で取り戻すということです。
そうなると、なんで、増税を決めているのに、減税するのか。
という疑問がわいてきます。
そこで分かったのが、今回の定額減税が、増税のカモフラージュになっている、ということです。
5月から来年の5月までの社会保険と所得税、住民税の天引きのイメージ図を作ってみました。
今年は、
年金、医療、介護、3つの社会保険料が大きくあがります。
下図、黄色部分
ところが、6月は、所得税の減税に加え、住民税の天引きを0にするので、
手取りだけ見ると社会保険料の増を見えにくくし、手取りが増える方が多いと思います。
年金、医療、介護、3つの増税のカモフラージュです
下図、青とピンク部分
緑部分を手取りとしたのですが
手取りだけ見ると、6月1時的に増え、7月からは、社会保険料も上がるうえ
住民税を減税しすぎた分が1割程度(1/11ずつ)上乗せにになるので
7月以降の手取りが、減ってしまいます。
7月以降、まるで住民税を増税したかのようになるのです。
ところが、国は、来年度以降に、今年来年発行した国債を返すために
増税すると決めています。
今年から増税状態を作ることで
来年度以降の増税をカモフラージュできるのです
減税できる状況に国はありません
にもかかわらず、国が減税し、
財源が1300億円も余って貯まっている大田区の基金には手を付けず
大田区だと、蒲蒲線とか、蒲田駅前再開発とか、羽田空港の跡地の開発とか、
蒲蒲線のまちづくりと称した区内全域の開発に使われていくのでしょうか。
27兆円も貯まっている地方財源も手つかずで