
カッコウメダカカミキリ Stenhomalus cleroides
[分 布] 日本各地
[食 樹] アケビ・フジ・クリ・クヌギ・ツルグミなど
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約5.5㎜~8㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、低山地~山地に生息し個体数はやや少ない。
北海道では準絶滅危惧種に指定されており、局地的で個体数も少ない稀なカミキリです。
上翅は飴色で、写真の通り特徴的な模様なので他種との区別は容易。
複眼は触角をグルリと取り囲む様に[C型]となる。
シーズンになると、ホストの枯れ枝の上を行ったり来たり歩いている姿を見る事が出来ます。
また、稀ですが灯火にも集まる様です。
近似種のタイワンメダカカミキリに似る(下の比較写真参照)。


左:2015年 [羽 化] 北海道 [アケビ材から羽化したカッコウメダカカミキリ]
右:2015年 [羽 化] 北海道 [アケビ材から羽化した別個体のカッコウメダカカミキリ]



2015年に材採集したアケビ材
[タイワンメダカカミキリとカッコウメダカカミキリの比較写真]


左:タイワンメダカカミキリ・・・前翅には「V字」の模様が2つ、ホストはサンショウなど
右:カッコウメダカカミキリ・・・前翅には「V字」の模様が1つ、ホストはアケビ・フジなど
[アケビ材から羽化したカッコウメダカカミキリ]






※ 画像はクリックすると拡大します。
2015年にアケビの枯れ枝を持ち帰り、同年に羽化したカッコウメダカカミキリ。
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