オオキカワムシ Pytho nivalis (北海道)
[分 布] 北海道・本州
[食 樹] エゾマツ・シラビソなど
[時 期] 6月~7月
※ 体長は約14㎜~21㎜前後のキカワムシ科に属する甲虫。
北海道・本州に分布し、亜高山帯の山地で見られ局地的で個体数は少ない。
体は光沢の強い黒色~暗褐色で、頭胸部の点刻は弱く頭部の凹みは強い。
前胸背板中央部は広く陥没し、その側方は強く隆起するが中央部辺りに切れ込みを有する個体が多い。
近似種のクロキカワムシ(北海道~九州に分布)は光沢は弱く頭胸部の点刻は強い。
また頭部の凹みはオオキカワムシよりも弱い。
前胸背板は1対の深い横溝と1本の中央溝を有し横溝の側方は一様に隆起する事で区別する事が出来る。
オオキカワムシが亜高山帯の山地で得られるのに対しクロキカワムシは亜高山帯以下の
比較的低い山地で得られている。
山地の針葉樹の樹皮を歩いていたオオキカワムシ
針葉樹の倒木で見つけたオオキカワムシ
オオキカワムシの標本
オオキカワムシを採集した針葉樹(エゾマツかアカエゾマツのどちらか)
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