こんちゅう探偵団

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マグソクワガタ

2021年12月19日 |  ●クワガタムシ科


マグソクワガタ Nicagus japonicus (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] 朽木など
[時 期] 4月~6月
※ 体長は約7㎜~9㎜前後のクワガタムシ科マグソクワガタ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布しており、河川敷などのまばらに草の生えた環境で見られる。
産地は局地的で護岸工事などの影響により、個体数も年々減少傾向にある貴重な昆虫。
マグソクワガタは主に河川敷の砂地で流木などが多く見られ、日当たり・風通しの良い環境に生息している。
♂の体は暗褐色~茶褐色で全身毛で覆われ触覚もより発達している。
♀は♂よりも一回り大きく体高があり、暗褐色~黒色で若干ツヤツヤして見える(毛が短くまばらな為)。
雌雄共に他のクワガタの様に大顎は発達せず、一見コガネムシに見えてしまいます。
成虫は北海道では5月~6月にかけて見られるが後食はせず、樹液などにも集まることが無い。
幼虫は約1年間、朽木内で内部を食べて育ち、蛹を経て夏~秋にかけて羽化しそのまま朽木内で越冬し翌春発動します。



マグソクワガタは日中、砂地の上を飛翔し写真の様にヨシなどの葉や流木上で触覚を広げている♂を良く見かけます。



♀は♂よりも極端に少なく、見かけるのは稀で飛翔している個体はほとんどが♂のマグソクワガタです。







風の無い日中に河川敷などの地面すれすれを飛翔する個体や
写真の様に流木などで休んでいる個体を目にする事がある。







砂地にちょこんと乗っかていたり、流木のなどをひっくり返すと見つかることもある。



産地は局地的だが生息地では個体数は割と多く見られるケースもある。


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