クスベニカミキリ Pyrestes nipponicus (北海道)
[分 布] 日本各地
[食 樹] クスノキ・アブラチャン・タブノキ・ヤブニッケイ・カゴノキなどの主にクスノキ科
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約14.1㎜~19.7㎜前後のカミキリムシ科カミキリ亜科に属する甲虫。
日本各地に分布しており、低山地~山地に生息し個体数はやや少ない。
北海道では南部のみに記録がある。
成虫は日中にノリウツギ・クリ・リョウブなどの花に飛来する。
全身真っ赤な色をしており、前胸背板は毛深く色彩は赤い個体と稀に黒い個体が見られる。
触覚は太く鋸歯状となっている。
上翅を開かずカナブンなどの様に後翅だけ横に出して飛翔する為、飛翔能力の高いカミキリムシと言える。
幼虫はホストの生木の若枝内部を食い進み、成長すると穿孔部位を切り落として枝ごと地上に落下する。
近似種は以下の2種が知られているがいつか自身で見つけてみたいものです。
アマミクスベニカミキリ・・・奄美・沖縄諸島に分布
マツダクスベニカミキリ・・・石垣島・西表島に分布
採集後に自宅にて撮影
[クロモジ材から羽化したクスベニカミキリ]
[採集時のクスベニカミキリ]
[クスベニカミキリの標本]
クスベニカミキリ♀
左:クスベニカミキリ♂
右:クスベニカミキリ♂・♀
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