(1)人間の論理の矛盾(logical discrepancy)なのか、せめてもの良心の呵責(かしゃく conscience stricken)なのか、イラク戦争で駐留英軍がイラク人に対して千件を超える虐待(ill treatment)があったと英国の人権監視団体が国際刑事裁判所に告発(報道)した。
戦争そのものが人間が人間を殺りくする非人間的、反社会的国家犯罪である中で、これを世界倫理が止めることも裁くこともできない中でのその戦争を構成するプロセスで起きたあらゆる行為をひとつひとつ取り上げて告発しても、戦争行為という人が人を殺りくする大名目の本来犯罪は手をつけられずに厳然として存在し続ける世界だ。
②虐待がいかに非人間的で反社会的な許すことのできない人間行為だとして告発しても、国家の大名目のもとに人が人を殺りくする究極の(ultimate)犯罪行為を前にして無力な世界でどれほどの影響力があるのか、パラドックス(paradox)としてむなしいもどかしさ、無力感を覚えるばかりだ。
(2)また米国の情報公開制度を利用して、返還前の沖縄で占領米軍が生物兵器開発のための実験を行っていた実態報告があきらかになった。
水田にいもち病菌を散布してその効果を確認するデータ収集を行っていたというものだ。
占領沖縄時代では、米国(米軍)が思いのままに沖縄を有効活用したことは容易に想像できることだ。他国を不当な行為(戦争)で占領支配することは、非人間的、反社会的な行為そのものであり、その中で行われるあらゆる非人間的、反社会的な目的、行為、行動にまず先んじて許されることのない国家的犯罪であり、非難されるものだ。
(3)2例ともに「それ(戦争非難)」を抜きにしての虐待プロセスの告発はどれほどの影響力を持つものなのか、論理的矛盾があるばかりだ。
人類は国家的(あるいはテロ行為)な犯罪の戦争行為そのものを非人間的、反社会的行為として告発、断罪すべきことである。
②戦争に化学兵器の使用を禁止する条約に参加しても、核兵器の使用制限、廃止には反対するという国家の論理的矛盾と同じで、そもそも人が人を殺りくする兵器に優劣もなく、許容順位などあるはずもない論理的矛盾が、平和を目指す国際社会の正義のパラダイム(paradigm)なのだから世界人類の倫理観はマヒ状態といえる。
③国防、防衛の美名のもとに軍備増強、強化をはかり、技術継承、国際協力のために武器、兵器輸出を促進する国のテーゼ(these)がまかり通る世界では、論理矛盾こそがパラダイムなのだ。
(4)世界の理性(reason)は、論理矛盾がパラダイムの世界、社会に染まって人間性が劣化する、崩壊する危機感をどれほど自覚し、改革していくかだ。
戦争そのものが人間が人間を殺りくする非人間的、反社会的国家犯罪である中で、これを世界倫理が止めることも裁くこともできない中でのその戦争を構成するプロセスで起きたあらゆる行為をひとつひとつ取り上げて告発しても、戦争行為という人が人を殺りくする大名目の本来犯罪は手をつけられずに厳然として存在し続ける世界だ。
②虐待がいかに非人間的で反社会的な許すことのできない人間行為だとして告発しても、国家の大名目のもとに人が人を殺りくする究極の(ultimate)犯罪行為を前にして無力な世界でどれほどの影響力があるのか、パラドックス(paradox)としてむなしいもどかしさ、無力感を覚えるばかりだ。
(2)また米国の情報公開制度を利用して、返還前の沖縄で占領米軍が生物兵器開発のための実験を行っていた実態報告があきらかになった。
水田にいもち病菌を散布してその効果を確認するデータ収集を行っていたというものだ。
占領沖縄時代では、米国(米軍)が思いのままに沖縄を有効活用したことは容易に想像できることだ。他国を不当な行為(戦争)で占領支配することは、非人間的、反社会的な行為そのものであり、その中で行われるあらゆる非人間的、反社会的な目的、行為、行動にまず先んじて許されることのない国家的犯罪であり、非難されるものだ。
(3)2例ともに「それ(戦争非難)」を抜きにしての虐待プロセスの告発はどれほどの影響力を持つものなのか、論理的矛盾があるばかりだ。
人類は国家的(あるいはテロ行為)な犯罪の戦争行為そのものを非人間的、反社会的行為として告発、断罪すべきことである。
②戦争に化学兵器の使用を禁止する条約に参加しても、核兵器の使用制限、廃止には反対するという国家の論理的矛盾と同じで、そもそも人が人を殺りくする兵器に優劣もなく、許容順位などあるはずもない論理的矛盾が、平和を目指す国際社会の正義のパラダイム(paradigm)なのだから世界人類の倫理観はマヒ状態といえる。
③国防、防衛の美名のもとに軍備増強、強化をはかり、技術継承、国際協力のために武器、兵器輸出を促進する国のテーゼ(these)がまかり通る世界では、論理矛盾こそがパラダイムなのだ。
(4)世界の理性(reason)は、論理矛盾がパラダイムの世界、社会に染まって人間性が劣化する、崩壊する危機感をどれほど自覚し、改革していくかだ。