いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

午年の1年。 a year in the uma-doshi

2014-01-11 19:52:46 | 日記
 (1)昨年の巳年はこれまでの「えと」の占いの特徴として景気が上向く(株価上昇)といわれて、「上向き」にも規模や程度や比較論はあるが、前年12年のデフレ、円高株安不況に比較して一気に円安株高に転じて企業業績も自然回復して、経済回復基調ははっきりしていた。

 専門家の分析では「10年前後の景気の改善、悪化のサイクルに当てはまる」(報道)というものらしい。そうすると、今年のえとの午年は「尻下がり」といわれて、株価が下がり景気が冷え込む年ということになる。
 今年の正月は反発して株価上昇に転じていたが、正月祝儀相場ともいえる。

 (2)今年は4月の消費税8%引き上げで以降の消費動向に手控えの影響を与えることが予測される。食料品などへの軽減税率も来年10月の10%への引き上げ時に検討する政府の意向なので、今年4月以降の消費低下は避けられない。

 経済では、2020年東京オリンピック開催を控えて国立競技場の取り壊し、新建設が始まり、その他都心の高速道路、鉄道アクセスの新設工事の計画もあり、オリンピック需要景気は期待できる。
 2020年の東京オリンピック開催といえば6年後のことで、施設設備の整備の中ではそんな先の話でもない。

 (3)今年は2月のソチ冬季オリンピックに6月のワールドカップ・サッカー・ブラジル大会と世界的イベントもあり、日本代表の活躍も大いに期待されて消費(応援、旅行、関連グッズ)を後押しする高揚感はある。

 米国経済も立ち直りのきざしも報道されて、欧州経済も一時の危機的状況は脱して持ち直し、反転の感はある。日本経済にとってもプラス材料だ。

 (4)中国と韓国との関係は特に政治では大きく好転することは期待できないだろう。しかし、経済面では日中韓の携帯事業者の連携事業で新OSスマートフォンが開発されて、今年2月に発表(報道)される見通しが話題となって、アップルにない使い勝手の良さがアップルの独占に歯止めをかける期待が注目される。

 政治とは切り離した日中韓の経済連携がアジア経済にさらなる好影響を与える希望はある。安倍首相の靖国参拝の反発は、中国、韓国ではいまのところは政治に限られて市民レベルではコントロールされている。
 日本を取り巻く国際経済面では好感度の材料は出始めており、消費税8%引き上げによる国内消費の低下の影響との比較動向が注目される。
 やはり、賃上げ効果の規模、範囲、度合い次第だ。

 (5)政治は普天間飛行場の移設にかかわる名護市長選に東京都知事選の行方と、安倍首相の右傾化に対する近隣国の反発、TPP交渉を含めた米国との利害関係対立など安倍政権の「政策結果」による「公約」が問われる1年だ。

 
 

 

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