いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

報道失格。 disqualified news of nhk

2014-01-28 19:40:26 | 日記
 (1)NHK新会長の就任会見での報道資質を問われる不見識な発言には、もはや辞任もやむを得ないとの声も聞かれる「NHK」を除く各メディアからの批判報道だ。
 テレビもニュース(それもNHK)以外はほとんど見ることもない(そんな興味ある番組がない)が、この問題でNHKがどういう反応、報道をするのか興味、関心を持っていた。

 その後の午後7時台、同9時台の主要ニュース番組ではまったく触れることなくそのほかの起きている社会的問題ニュースをひたすら解説、報道しているニュース姿勢には、やはりというかがっかりさせられた(disappoint)。

 (2)NHKを代表する新会長の問題発言をその指揮、監督、命令下にあるNHK報道組織が「勝手」に(あるいはトップの意向に反して)批評して社会的信頼を自ら失うことなど、「組織人」としてはあってはならないことだから「当然」といえば当然の対応ではある。

 ここでいう「当然」とは、組織論(systematism)のことで、組織とは目標、目的達成のために意思統一して意図、役割を最大機能して集約し、最大の効果を生産するヒエラルヒー(hierarchy)連結体だ。
 「つながり」を欠く部分があっては、効果は減速して場合によっては逆効果を招くことがあり、トップは好循環のために指揮、監督、命令に全責任を負うもので、同組織人は一致協力、貢献することが義務、条件だからだ。

 (3)NHK新会長のもはや資質を問われる不見識な発言が、政治課題、外交問題として現在国際的にも注目、関心を集めることへの偏見発言であって、「当然」のように国民、メディアの関心も高い。

 海外からも批判を受けている問題発言の高いニュース性に対して、NHK主要ニュース番組でキャスターが一言も論じることなく、報道することもない、不気味、不思議、不自然、不見識が際立つNHKの「しらけた」ニュース報道をここ連日見せられている。

 (4)世界の紛争、挑発行動、テロの問題点に切り込んで解説し、国内政治、社会、文化の課題を考察して時には提言して、国民に「現在ニュース」(brand new news)を「知らせる」、伝える報道使命のしかも唯一全国すみずみネットワークを持つ公共性の高いNHK報道性を考えるなら、報道使命の放棄、役割失格(disqualified news of nhk)といわざるを得ない。

 もちろん組織論で述べたように、勝手に報道組織が新会長発言を取り上げて批評することなど組織主義として出来ないので、NHKとしては報道の自由、使命の意義から新会長を説得するか、この問題に対するNHKとしての現在の「立場」は報道すべきことだ。

 (5)それが出来ないNHKの限界を示すものだ。情報化時代の多様な通信、報道、情報、知るツールの中で公共放送の役割も見直しが求められて、NHKも独自の資本で独立した経営改革をすべきだ。

 それをNHK新会長の発言、NHK報道姿勢が自ら「実証」(actual proof)してみせた公共性欠如のNHKニュース報道だ。

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