(1)今回の衆院選で野党間の選挙協力から11議席を増やした民主党だが3桁にはほど遠く、その党代表が落選して政党の力量に大きなダメージを受けた。党代表を支えきれなかった「結束力」(solidify a party)のなさは政党として第1条件を欠くものだ。
民主党は自民党離党議員と旧社会党議員がひとつになって、自民党政権に代わる政権政党を目指した「数合わせ」の政党であった。それまでの政策、理念のまったく違う保守と革新がひとつになってあたらしい政党をつくりだしたが、主流はかっての自民党の中心にいた議員が主導する政治体制で政策を巡っても党内権力争いでも不協和音をひきずっていた。
(2)寄せ集めの数合わせ政党は政策、理念で融合する間もなく09年に本格的な政権交代を果たしたために、党の結束力を欠き事あるごとに党内抗争をくり返して「決めれない政治」として批判を受けて、ついには政策、理念の自己否定、放棄につながって自ら政権崩壊へと導いた。
寄せ集め、数合わせ政党をひとつの目標、目的に向けて集約、結束することが出来なかった力量不足であり、そもそも政党として原理原則を無視した野望政治(scheming politics)に限界と無理があったわけだ。
(3)野党に再び転落した制御不能の民主党でただひとり党代表候補として手を挙げた支持基盤もなく実績も未知数の海江田さんを代表にして、この2年間何をするでもなくアベノミクスに振り回されて存在感を失っていく。
その結果としての今回の衆院選でのかろうじてつくろった(選挙協力)11議席増の中でのパラドックス(paradox)としての党に支持が集まらない党代表の落選という屈辱的な敗北となった。民主党としては野党間選挙協力により全小選挙区に候補者を擁立できなかった方針間違いの結果だ。
(4)これを受けて民主党は当初は緊急事態として国会議員、地方代表だけで早急に党代表選びを実施しよう(報道)としたが、昨日の常任委員会では党員らを含めた代表選びを求める声が相次ぎ(同)、期間を来年の通常国会開催が見込まれる1月下旬までに党員、サポーターも参加する従来の選出方式とする意向を示した。
党代表を支えきれずに落選という結果は政党の結束力という第1条件を欠くものであり、政党の存在意義(identity)の根本からの見直しが求められるもので、緊急事態だからといってとりつくろって済む問題ではないから、考える時間を置いたことはよかったことだ。
(5)民主党には「解党的(scrap and build of a party)見直し、出直し」が必要だ。今のままではいくら新体制だけを目指しても政党の存在意義はない。
政策の方向性、理念で目標、目的を同じくする「作業」が必要だ。
そもそもが政策の方向性、理念を度外視しての「数合わせ」政党から出発したままなので、融合性(harmonizing)に欠ける。解党的出直しが必要だ。
(6)民主党では党独自改革による出直し論と他党との再編を目指す出直し論があるといわれる。数合わせ政党のまま党独自改革による見直し、出直しには相当時間と労力と根気が求められて進むのか、一度は解党的に広く政策、理念、手法を同じくする政治勢力の結集、再編による「結束力」のある政党政治勢力を目指すしかないのではないか。
その時にはぜひ政権に代われる「政策政党」として出直すべきだ。政策、理念の勉強、研究、試行の中で革新的な実行政策を示す努力をすべきだ。
一種劇薬のようなアベノミクスはこのままでは経済、景気下方が続き、副作用があきらかとなって見直しに迫られる。
(7)そうした時のために政権に代われる政策理念の勉強、研究にまい進するのが民主党に与えられた責務(resposibility to take a give the democratic party of japan)だ。
民主党は自民党離党議員と旧社会党議員がひとつになって、自民党政権に代わる政権政党を目指した「数合わせ」の政党であった。それまでの政策、理念のまったく違う保守と革新がひとつになってあたらしい政党をつくりだしたが、主流はかっての自民党の中心にいた議員が主導する政治体制で政策を巡っても党内権力争いでも不協和音をひきずっていた。
(2)寄せ集めの数合わせ政党は政策、理念で融合する間もなく09年に本格的な政権交代を果たしたために、党の結束力を欠き事あるごとに党内抗争をくり返して「決めれない政治」として批判を受けて、ついには政策、理念の自己否定、放棄につながって自ら政権崩壊へと導いた。
寄せ集め、数合わせ政党をひとつの目標、目的に向けて集約、結束することが出来なかった力量不足であり、そもそも政党として原理原則を無視した野望政治(scheming politics)に限界と無理があったわけだ。
(3)野党に再び転落した制御不能の民主党でただひとり党代表候補として手を挙げた支持基盤もなく実績も未知数の海江田さんを代表にして、この2年間何をするでもなくアベノミクスに振り回されて存在感を失っていく。
その結果としての今回の衆院選でのかろうじてつくろった(選挙協力)11議席増の中でのパラドックス(paradox)としての党に支持が集まらない党代表の落選という屈辱的な敗北となった。民主党としては野党間選挙協力により全小選挙区に候補者を擁立できなかった方針間違いの結果だ。
(4)これを受けて民主党は当初は緊急事態として国会議員、地方代表だけで早急に党代表選びを実施しよう(報道)としたが、昨日の常任委員会では党員らを含めた代表選びを求める声が相次ぎ(同)、期間を来年の通常国会開催が見込まれる1月下旬までに党員、サポーターも参加する従来の選出方式とする意向を示した。
党代表を支えきれずに落選という結果は政党の結束力という第1条件を欠くものであり、政党の存在意義(identity)の根本からの見直しが求められるもので、緊急事態だからといってとりつくろって済む問題ではないから、考える時間を置いたことはよかったことだ。
(5)民主党には「解党的(scrap and build of a party)見直し、出直し」が必要だ。今のままではいくら新体制だけを目指しても政党の存在意義はない。
政策の方向性、理念で目標、目的を同じくする「作業」が必要だ。
そもそもが政策の方向性、理念を度外視しての「数合わせ」政党から出発したままなので、融合性(harmonizing)に欠ける。解党的出直しが必要だ。
(6)民主党では党独自改革による出直し論と他党との再編を目指す出直し論があるといわれる。数合わせ政党のまま党独自改革による見直し、出直しには相当時間と労力と根気が求められて進むのか、一度は解党的に広く政策、理念、手法を同じくする政治勢力の結集、再編による「結束力」のある政党政治勢力を目指すしかないのではないか。
その時にはぜひ政権に代われる「政策政党」として出直すべきだ。政策、理念の勉強、研究、試行の中で革新的な実行政策を示す努力をすべきだ。
一種劇薬のようなアベノミクスはこのままでは経済、景気下方が続き、副作用があきらかとなって見直しに迫られる。
(7)そうした時のために政権に代われる政策理念の勉強、研究にまい進するのが民主党に与えられた責務(resposibility to take a give the democratic party of japan)だ。