いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

地球内部の解明。 elucidate the inside of the earth

2016-04-17 20:19:53 | 日記
 (1)これほど大きな地震の震源地(the seismic center)が移動して発生するのは見たことも聞いたこともない。
 14日夜9時30分前のM6.5、震度7の熊本地震のあと、16日深夜1時30分前にさらに大きなM7.3の大地震が断層沿いに発生してこちらのほうが本震と発表された。

 その後地震はひん発して南西側に拡大して、断層沿いに北東方向に延びて大分由布院地域までに拡大している。

 (2)通常の地震構造では一旦地下エネルギー(断層のズレ)が放出されると勢いはおさまる傾向に働くものと思っていただけに、震源の場所を移動して後の地震発生の方が地震規模が大きくて本震とされるというのも驚きだった。

 どうして熊本地域でこのような断層のズレによるとみられる大地震が発生して、しかも震源地を断層に沿って北東方向に移動していままでにない被害拡大をもたらしたのかは、専門的な研究からも地震の余地がほとんど把握できない現状ではわからないことばかりだが、これからの調査で解明しなければならない大きな課題だ。

 (3)大地震のあとは数か月をかけて数百回の余震がくり返されるのはよくあることだが、発生から3日程度で470回を超える(報道)地震発生も異常なことで地震の拡大、救助活動を拒んでいる。

 断層帯の先は四国から大阪、奈良へつながる中央構造線断層帯(報道)がある。南海トラフ(the south ocean's trough)地震が懸念される地帯でもあり、警戒が必要だ。

 (4)東海沖大地震と南海トラフ大地震が連動して起きる可能性について、東京湾から東海、四国、九州太平洋側に及ぶ広範囲な地震被害、ことに大津波による被害拡大が懸念されて、対象地方自治体では津波ハザードマップ作成や避難対策に追われている中での虚を突かれたような今回の九州西南の熊本地域での大地震発生だった。

 ちなみに太平洋をはるか越えた南米エクアドルでも今日M.7.7の大地震が発生している。

 (5)地球規模でも特に小さな日本列島ではどこでも断層のズレによる大地震が発生してもおかしくない確率の高さで、今は警戒と万全の準備、対策が肝要だ。
 今回の熊本地震では役所、役場、病院が損壊(報道)して救援、救助、被害者収容、治療に支障が出ているケースが多いといわれており、ライフラインの防災強化、整備点検は急務だ。

 (6)5年前の東日本大震災に今回の熊本地震と前代未聞の自然災害、破壊構造の脅威が続いており、地殻変動もこれまでと違った変化が生まれ始めていることはないのか。
 やはり専門的な研究、データ解析、分析による地球内部の解明(elucidate the inside of the earth)が欠かせない。

 宇宙の解明の取り組みは盛んだが、地球内部への解明への取り組みが構造解明がむずかしいこともあり比較遅れていると指摘したが、本格的に取り組まなければならないあたらしい段階に入ったということだ。

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