(1)昨年の安倍政権による安保法制強行採決に反対して学生など若者で組織構成した団体SEALDs(現在解体)が国会周辺で大規模な抗議活動を行っていた。
スタイルはロックテンポに乗ってラップ調に安保法制反対を訴えるもので、これが今の若者の典型的な政治参加スタイルだと思うとちょっと中身が見えてこない印象が残る。
(2)組織構成力はスマートフォン、フェイスブック、ツイッターなどの情報力で結びつくのは世界的な若者政治文化の特徴であるが、参加者がどれだけ問題意識、政治意識を持って日本のため、あるいは世界のために貢献したいのかは見えない、伝わってこない。
リーダーたちはそういう情報ツールでつながる付和雷同群衆をラップ調リズムで駆り立てる抗議活動には、ムーブメントとしてはわかるが意識としては伝わってこない。
(3)もっとスマートフォン、フェイスブック、ツイッターでそれぞれが若者が抱える問題意識、政治意識、社会意識をどんどん書き込んで発信して、若者イデオロギー群像をつくりあげることが独断的、強権的政治権力に反対する社会正義のパラダイム(paradigm)には大切だ。
国会前に集結してあまり主張が伝わってこないラップ調リズムの反芻(はんすう)だけでは、一時的な話題、関心は集めても政治抗議活動のダイナミズム(dynamism)にはならないだろう。
学生団体SEALDsが解体された理由はわからないが、安保法制反対のためだけのものであったのなら参加した若者群衆の中には利用されただけでいいようにハシゴを外された感慨もあるのではないのか。
(4)そこで本日の紙面コラムで紹介された17年ミス日本グランプリに選ばれた女性(20)の「日本のため、貢献したい」はすがすがしい、地に足がついた若者の思慮的、爽快なエネルギー、ダイナミズムを感じさせるものだった。
個人主義、小市民的国民意識が中心の今日的社会で、日本のため、貢献したい(want to render services to japan)は爽快な風を感じるものだ。
ミス日本の役目、役割のひとつが世界に日本をPRすることとして、ミス日本になってから「日本の将来を良くしよう」と頑張っている大勢の人に会う機会があり、自分ができることを見つけて、日本が元気になるために貢献したいと述べている。
(5)京都観光おもてなし大使に任命されて、観光資源の開発、掘り起こしにも意欲を示し、大学でのドイツ文学専攻をいかしてドイツと日本社会に共通する女性の社会進出、環境問題、少子高令化などの社会政策、課題、問題への認識も高い。
若い世代が危機感だけ持って何もしないのは良くないことと、将来は世界に発信できるジャーナリストを目指すとある。
(6)社会問題意識、認識を高く持って、世界的視野で「日本のため、貢献したい」とするメッセージには力強さ、確かさ、持続性(sustainability)を感じさせる、伝わってくるものがあり、こういう若者がどんどん出てくることが日本の将来、しいては世界の将来、未来にとって欠かせないダイナミズムになる大いなる予感だ。
スタイルはロックテンポに乗ってラップ調に安保法制反対を訴えるもので、これが今の若者の典型的な政治参加スタイルだと思うとちょっと中身が見えてこない印象が残る。
(2)組織構成力はスマートフォン、フェイスブック、ツイッターなどの情報力で結びつくのは世界的な若者政治文化の特徴であるが、参加者がどれだけ問題意識、政治意識を持って日本のため、あるいは世界のために貢献したいのかは見えない、伝わってこない。
リーダーたちはそういう情報ツールでつながる付和雷同群衆をラップ調リズムで駆り立てる抗議活動には、ムーブメントとしてはわかるが意識としては伝わってこない。
(3)もっとスマートフォン、フェイスブック、ツイッターでそれぞれが若者が抱える問題意識、政治意識、社会意識をどんどん書き込んで発信して、若者イデオロギー群像をつくりあげることが独断的、強権的政治権力に反対する社会正義のパラダイム(paradigm)には大切だ。
国会前に集結してあまり主張が伝わってこないラップ調リズムの反芻(はんすう)だけでは、一時的な話題、関心は集めても政治抗議活動のダイナミズム(dynamism)にはならないだろう。
学生団体SEALDsが解体された理由はわからないが、安保法制反対のためだけのものであったのなら参加した若者群衆の中には利用されただけでいいようにハシゴを外された感慨もあるのではないのか。
(4)そこで本日の紙面コラムで紹介された17年ミス日本グランプリに選ばれた女性(20)の「日本のため、貢献したい」はすがすがしい、地に足がついた若者の思慮的、爽快なエネルギー、ダイナミズムを感じさせるものだった。
個人主義、小市民的国民意識が中心の今日的社会で、日本のため、貢献したい(want to render services to japan)は爽快な風を感じるものだ。
ミス日本の役目、役割のひとつが世界に日本をPRすることとして、ミス日本になってから「日本の将来を良くしよう」と頑張っている大勢の人に会う機会があり、自分ができることを見つけて、日本が元気になるために貢献したいと述べている。
(5)京都観光おもてなし大使に任命されて、観光資源の開発、掘り起こしにも意欲を示し、大学でのドイツ文学専攻をいかしてドイツと日本社会に共通する女性の社会進出、環境問題、少子高令化などの社会政策、課題、問題への認識も高い。
若い世代が危機感だけ持って何もしないのは良くないことと、将来は世界に発信できるジャーナリストを目指すとある。
(6)社会問題意識、認識を高く持って、世界的視野で「日本のため、貢献したい」とするメッセージには力強さ、確かさ、持続性(sustainability)を感じさせる、伝わってくるものがあり、こういう若者がどんどん出てくることが日本の将来、しいては世界の将来、未来にとって欠かせないダイナミズムになる大いなる予感だ。