(1)政治というのは残酷なゲームだ。(the politics is cruel games)北朝鮮の金正恩委員長は報道によると自らの政権基盤を確固たるものにするために政敵とみられる人物を次々と処刑し、本来政治経験の浅い金委員長を補佐する役割、立場にあったとみられる身内の親戚実力者も公開の場で糾弾して即処刑するということが伝えられて、独裁恐怖支配で自らの地位、権力を揺るぎないものとしている。
(2)中国も習近平国家主席が側近をとりたてて周りを固めて絶対権力体制を確立して、反体制派を徹底的に抑え込んで封じ込め、政権、権力を盤石なものとして君臨している。
ともにその手法は人権抑圧、弾圧政策として自由主義、民主主義国からは非難、批判を受けているが、国内問題だとして他国の干渉を強く拒絶している。
(3)自由主義、民主主義国でも米国トランプ大統領は、米国内で白人警官による黒人迫害、差別社会、銃による市民、学生殺傷事件がくり返されているが人種差別撤廃、銃規制に乗り出す気配もなく、教師に銃を携帯させて授業を行うことを提案するなど「力の政治」を進めている。
これらの政治指導者が世界平和、安全保障など外交交渉、首脳会談を行う時には、それぞれの抱える国内事情をまったく気にすることもなく、おくびにも出さずに笑顔で親しみを込めて握手、抱擁する姿を見せつけられると、政治の表と裏の反対性、残酷性が背景に見えて心苦しくなる。
(4)本来の政治は国民の安全、生活、権利、人権を保障するものでなければならずに、これに反する独裁、恐怖、強権、弾圧政策が国内問題を理由に国際政治、社会の非難、批判を拒絶するという論理で正当化をはかる独裁者政治がまかり通る残酷ゲームだ。
(5)安倍首相が先月訪露してプーチン大統領と首脳会談を行った。安倍首相とプーチン大統領の21回目の首脳会談で他国の首脳との会談に比べて突出して多い。
日露間には北方4島の返還問題、平和条約締結の外交課題がある。ともに長期政権で領土問題の解決に向けて政治環境が整備されたとの憶測も聞かれて、プーチン大統領の時代で解決するとの安倍首相からも相当の自信がうかがえた時期もあった。
しかし、今回の日露首脳会談でも領土問題は前進せずに、ロシア極東地域の経済共同開発協力問題が中心で、ロシア側は北方4島を軍事化強化して返還に向けた姿勢の変化はみられない。
(6)プーチン大統領はウクライナ問題でも軍事拠点としてクリミア半島編入を強行しており、そうやすやすと北方4島を日本に返還することなど考えられない背景がある。
プーチン大統領からは2島、2島分割返還論(引き分け論)も聞かれたことがあったが、今は日本がそれを受け入れなかったことが領土問題が進まない理由のように厚かましくも語られている。
(7)ロシア国内では北方4島は戦争終結により法律的にロシア領土という主張があり、歴史的にも日本固有の領土に残酷な支配が続く。
(2)中国も習近平国家主席が側近をとりたてて周りを固めて絶対権力体制を確立して、反体制派を徹底的に抑え込んで封じ込め、政権、権力を盤石なものとして君臨している。
ともにその手法は人権抑圧、弾圧政策として自由主義、民主主義国からは非難、批判を受けているが、国内問題だとして他国の干渉を強く拒絶している。
(3)自由主義、民主主義国でも米国トランプ大統領は、米国内で白人警官による黒人迫害、差別社会、銃による市民、学生殺傷事件がくり返されているが人種差別撤廃、銃規制に乗り出す気配もなく、教師に銃を携帯させて授業を行うことを提案するなど「力の政治」を進めている。
これらの政治指導者が世界平和、安全保障など外交交渉、首脳会談を行う時には、それぞれの抱える国内事情をまったく気にすることもなく、おくびにも出さずに笑顔で親しみを込めて握手、抱擁する姿を見せつけられると、政治の表と裏の反対性、残酷性が背景に見えて心苦しくなる。
(4)本来の政治は国民の安全、生活、権利、人権を保障するものでなければならずに、これに反する独裁、恐怖、強権、弾圧政策が国内問題を理由に国際政治、社会の非難、批判を拒絶するという論理で正当化をはかる独裁者政治がまかり通る残酷ゲームだ。
(5)安倍首相が先月訪露してプーチン大統領と首脳会談を行った。安倍首相とプーチン大統領の21回目の首脳会談で他国の首脳との会談に比べて突出して多い。
日露間には北方4島の返還問題、平和条約締結の外交課題がある。ともに長期政権で領土問題の解決に向けて政治環境が整備されたとの憶測も聞かれて、プーチン大統領の時代で解決するとの安倍首相からも相当の自信がうかがえた時期もあった。
しかし、今回の日露首脳会談でも領土問題は前進せずに、ロシア極東地域の経済共同開発協力問題が中心で、ロシア側は北方4島を軍事化強化して返還に向けた姿勢の変化はみられない。
(6)プーチン大統領はウクライナ問題でも軍事拠点としてクリミア半島編入を強行しており、そうやすやすと北方4島を日本に返還することなど考えられない背景がある。
プーチン大統領からは2島、2島分割返還論(引き分け論)も聞かれたことがあったが、今は日本がそれを受け入れなかったことが領土問題が進まない理由のように厚かましくも語られている。
(7)ロシア国内では北方4島は戦争終結により法律的にロシア領土という主張があり、歴史的にも日本固有の領土に残酷な支配が続く。