いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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新独裁者論。 a new dictator theory

2025-02-25 20:26:43 | 日記
 (1)トランプ大統領がゼレンスキー大統領を選挙で選ばれていない(昨年任期を戦時下で延期)独裁者と呼んで、トランプ大統領を露の偽情報の世界で生きていると批判しているゼレンスキー大統領を批判しているが、選挙で選ばれた独裁者(自身を王様と呼ぶ)トランプ大統領も世界にとっては新独裁者(a new dictator)に変わりはない。

 (2)中国習近平主席も専制国家の指名制、全人会承認で選挙で選ばれていないが独裁体制を敷く国家指導者であり、トランプ大統領には政治、軍事、経済で対立する中国、習主席をも意識した発言かはわからない。
 世界には専制、権威主義国家、革命国家で選挙で選ばれていない国家指導者はいて、現在の世界はその専制、権威主義国家は民主主義国家より多いのだからそれで戦争が止まらないというのは的外れだ。

 (3)しかし、以前本ブログでも述べたが日本の欧米政治学の権威がウクライナ戦争をああいう人(ゼレンスキー大統領)を国民が大統領に選ぶから戦争を起こすと評したことがあった。
 ウクライナ領土の2割を露の一方的軍事侵攻で占領され露の攻勢が伝えられる中でウクライナ国民の多くが隣国などに避難している中で公平で公正な大統領選などできるものではない。

 (4)トランプ大統領の発言はゼレンスキー大統領、ウクライナ国民、社会には波紋を広げて、プーチン大統領は高みの見物でウクライナ戦争はトランプ大統領とゼレンスキー大統領の批判戦争に変化してきており、高みの見物には余裕をもたらすだけだ。
 ただゼレンスキー大統領は最大の支援国米国から批判を受けていることは大きな誤算であり、国民、外交にも不利な状況が生まれている。

 (5)ゼレンスキー大統領は「もしウクライナに平和をもたらせるなら、必要なら(私は)辞職する用意がある」(報道)と述べており、しかし着地点が混迷して見渡せない。
 ゼレンスキー大統領にはもうひとつ後ろ盾となってきたEU、NATO主要国、英、仏、独といづれも現、前政権が国民の支持を失い弱体化していることも痛手だ。
 
 (6)トランプ大統領のプーチン大統領寄りの発言、ウクライナ国民の「政府は国民を前線に送り出し、大勢死なせている」(報道)ことはゼレンスキー大統領と軍幹部との意見の不一致も伝えられており、露の一方的軍事侵攻から国土を守るゼレンスキー大統領にはそうであっても追い込められる言葉だ。

 (7)独はメルケル前首相が率いた政党CDUが方針転換により第1会派(連立政権)に復帰した。トランプ大統領1期目のG7首脳会議で当時メルケル首相がトランプ大統領に向かって机に両手をついて抗議、意見を述べた姿が印象的だ。
 

 
 
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