「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



昨日ひとまず実験成功したおニューの弦楽器用
ピックアップ。

ノイズや歪みを減らしたいなと思って、回路構成を
変えてみたり、オペアンプを取り替えてみたりしました。

まずは回路構成。

昨日よりもっとシンプルかつ素直で計算が楽な回路に
つくりに換えてみる…。これをLM358で動かしてみると、
思ったとおりに上手く機能するんだけど、ノイズや
歪みは相変わらずといった感じ。


次、オペアンプをイロイロ交換してみることに。

オペアンプをイロイロ取り替えてみて判ったのは、
やっぱり酷い歪みの原因はLM358だってことでした。
うーん、LM358なんだねぇ。音声信号にはやっぱ向かん。

とりあえず一番最初に取り替えてみたのはLMC662。
これはLM358同様にほぼRtoRで使えるアンプなので、
同じ回路でもそのまま動くはず。
元々ノイズが多いアンプなのは知ってたのであまり
期待はしてなかったんだけど、歪みが出なくなった分
奇麗な音色になった印象。ってことでとりあえず
歪みの件は解決と考えてよいでしょう。


調子に乗ってNJM2114DDやNJM4580DDのような
音質のいいオペアンプに取り替えてみる。

…音が出ない。
まぁね。RtoRオペアンプじゃないんだから、
ちゃんとオフセット掛けてあげないとこれらの
アンプでは動かないってわけ。

適当にオフセットを加えてみる。
うん。今度はちゃんと上手く動いた。けど…

なんだか想像以上にノイズが酷いなぁ。っていうか、
配線に手を近づけるとノイズがでかくなる…
電波ノイズを拾ってるのか?

そんなにセンシティブに作った記憶はないんだけど、
なんだろうな?

一つには秋月のスイッチングアダプターからのノイズか?
ピックアップとオペアンプの間をジュンフロン線で
繋いでるんだけど、ここがノイズを拾っちゃうみたい。

ピックアップとアンプ回路を近づけるか、この回路構成
を大きく見直すか… 出来るだけ遠ざけて使いたい
んだよな…。

ちなみに一番ノイズを拾わなかったのはTL072Cでした。
これがもしNJM072Dだとまたちょっと違った結果が
出るのかも知れないけど…


それぞれオシロであたってみるとこれがまた面白い
結果に。

TL072Cは確かにノイズの乗りが小さくて、それより
少し多いのがNJM2114DDやNJM4580DD。
LM358は確かに結構ノイズを拾ってて、ノイジー
なことを裏付け。意外なのはLMC662で、常時
0.8Vppほどのノイズが乗ってる!乗ってるって言うか
発振してるな。周波数が高すぎて耳には聞こえないん
だけど、酷いノイズだ…。なんだこりゃ?

成績の良かったTL072Cを採用するのも良いんだけど、
根本的な解決をめざしたくもあるんだよな。
どこらへんが原因なんだろうなぁ?

両電源がつかえれば自由度は一気に高まるんだけど、
それはかえって面倒。
アレコレメリットデメリットがあるので、
秤にかけながら考えることにしよう…。
それにしてもアナログはオイラには難しい。



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