だいぶ前に思いついて、材料だけ買い込んで放置
していたモノをちょっと組んでみることに。
何かというと、まぁ弦楽器のピックアップなんだけど、
エレキギターのようなコイル式でもなく、アコギや
エレウケのようなピエゾ式でもなく、マイク式でもない
という、未だかつて無い方式なんざんす。シェー。
要はエレキのウクレレを作りたいんだけど、普通の
エレウケと違って「ウクレレシンセ」にしたい…と。
ギターシンセみたいに精度の高いMIDI信号を取り出し、
それをMIDI楽器に繋いで色んな音色で鳴らしたい、的な。
(邪道ね…)
で、なぜ新方式のピックアップを作ろうと思ったかと
言うと、コイル式やピエゾ式、マイク式にはそれぞれ
欠点があって…
(1)コイル式ピックアップの欠点
仕組み上、金属弦じゃなければ使えない。
(2)ピエゾ式の欠点
ボデーの振動も拾ってしまう…シンセ用の
情報ソースとしてはノイズは小さい方がベター
一般にピエゾ式はブリッヂのところで一体型
のセンサとして組み込まれているので、1本
1本の弦を別々にセンシングできない
(やれば出来るかも知れないけど)
(3)マイク式の欠点
楽器本体の振動はおろか、周囲のノイズなども
モロに拾うし、もちろん弦1本1本を分けて
拾うことは原理上無理
というわけで、ナイロン弦だろうとなんだろうと
拾うことが出来て、弦1本1本別々に取り出せて、
要らないノイズは拾わないという方式が欲しかった
んですよ。で、そんな欠点を解消したピックアップ
をふと思いついちゃったっていうわけ。
で、とりあえずピックアップ部分の工作が終った
ので、ホームセンターで買っておいたかまぼこ板
に釘打って、普通の輪ゴムを引っ掛けて、この
輪ゴムを指で弾いて鳴らしてみました。
果たしてどんな音が????
↓
01_string_picup1.zip
こんなん鳴りました。
まぁ、かまぼこ板に釘だし、輪ゴムだし、信号受けて
増幅する側の回路もLM358で適当にでっち上げた
ものだし、PC側の録音環境もイマイチ君なので、
それを差引けばまぁ実験として成功かな。
っていうか、ふとした思い付きがこんなにしっくり
来てしまうとなんだかうれしいな。ちゃんと輪ゴムの
ビヨンビヨン感が録れてるよ!
まぁ、この方法も電源が必要になっちゃうなどの欠点
は有るんだけど、でもまぁアナログの音色を取り出す
んじゃなくてMIDI信号生成の元データと考えれば
電源はそれなりに仕方ないかなとか、音色なんかはは
元々あまり優れないとしても、電気的に加工しやすければ
それでOKなのだ。
いずれにしてもとりあえず考え方は合ってたみたい。
回路の定数も超々適当に設定したし、オペアンプも
LM358使っちゃったし、そのへんとかイロイロ
見直せば音色はもっと奇麗に拾えるんじゃないかな?
ってことで、次は買ったまま開いてないあの本
をちゃんと読み進めてFFTをマスターし、各弦の
音程をリアルタイムで拾ってノートオン、ノートオフ
と音程の信号に変換する部分を検討してみたい…
今日は一歩前進と考えてよいでしょう。
そうそう。別件でイロイロ調べ物していたら凄いサイト
を発見!
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/9011/uke/uke_how2.htm
「超簡単」って書いてあるけど、いえいえ。スバラシイ!!!
オイラもこんなすげーウクレレ1本作りたい!
今度ホームセンター行って、手ごろな板を探してこよう。
どんな工具使ってるんだろうね?手動のジグソーとかでも
作れるもんなのかなぁ?
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