2017年の映画「ジオストーム」を見ました。
相次ぐ異常気象を制御すべく、国際宇宙ステーションが統括する気象コントロール衛星のネットワークシステム「ダッチボーイ」が作られてから数年。平穏な熱帯地域が突如人間が一瞬にして凍るほどの寒波に襲われる事件が発生する。
現在の責任者であるマックスは、ダッチボーイの開発者の1人でもあった兄・ジェイクにシステムチェックを依頼するも、ジェイクの後任がマックスだったために2人の仲はギクシャクしたままだった。
だがいざジェイクが宇宙へ向かうと、ジェイクを殺すべく相次いで事故が発生。加えて地上でも新たな異常気象が立て続けに発生し、その真実に近づいた者が襲撃を受けていた。果たしてジェイクとマックスは真相にたどり着き、迫り来る「ジオストーム」の発生を回避できるのか・・・
とまぁ、そんな感じの映画でして。マックスの彼女であるサラの活躍は見ごたえがあり、相次いで発生する落雷や大寒波により凍りつく人々や墜落する飛行機といった災害の恐ろしさも分かりますし、面白いとは思うのですが「これって災害映画なのかな?」と感じてしまいました。
災害を題材にしている映画といえば、個人的に思いつくのが「ボルケーノ」や「デイ・アフター・トゥモロー」。「ボルケーノ」は街中で次々に吹き出る溶岩に対し、主人公を中心としつつも多くの人々が協力して何とか被害を最小限に食い止めようとする、人々の懸命な努力が見ごたえある作品です。
「デイ・アフター・トゥモロー」も大寒波の中で如何に生き残るか、どうやってそこまで助けに行くかが描かれていましたし、あれも災害の恐ろしさを伝える映画だったかと。
ですがこの「ジオストーム」は、災害の恐ろしさを描写しつつも、メインが「衛星やばい」「犯人誰だ!」なので、災害が軸なようで軸になっていない気がします。
ぶっちゃけてしまえば「地球丸ごと巻き込んだ壮大な殺人計画」であり、災害はそのための手段という印象を受けました。何者かの陰謀を知ってしまった兄弟が、時間が無い中で味方やヒントを見つけつつ、真相に迫り世界を救おうと試みる・・・という流れなので、別段災害でなくてもコンピューターウイルスや、極秘裏に開発されていた軍事兵器を題材にしても話が成り立つように思えます。
面白くないわけではないんですけども、「災害に立ち向かっている」というよりも「陰謀に立ち向かっている」感が強い映画だったなーと。
相次ぐ異常気象を制御すべく、国際宇宙ステーションが統括する気象コントロール衛星のネットワークシステム「ダッチボーイ」が作られてから数年。平穏な熱帯地域が突如人間が一瞬にして凍るほどの寒波に襲われる事件が発生する。
現在の責任者であるマックスは、ダッチボーイの開発者の1人でもあった兄・ジェイクにシステムチェックを依頼するも、ジェイクの後任がマックスだったために2人の仲はギクシャクしたままだった。
だがいざジェイクが宇宙へ向かうと、ジェイクを殺すべく相次いで事故が発生。加えて地上でも新たな異常気象が立て続けに発生し、その真実に近づいた者が襲撃を受けていた。果たしてジェイクとマックスは真相にたどり着き、迫り来る「ジオストーム」の発生を回避できるのか・・・
とまぁ、そんな感じの映画でして。マックスの彼女であるサラの活躍は見ごたえがあり、相次いで発生する落雷や大寒波により凍りつく人々や墜落する飛行機といった災害の恐ろしさも分かりますし、面白いとは思うのですが「これって災害映画なのかな?」と感じてしまいました。
災害を題材にしている映画といえば、個人的に思いつくのが「ボルケーノ」や「デイ・アフター・トゥモロー」。「ボルケーノ」は街中で次々に吹き出る溶岩に対し、主人公を中心としつつも多くの人々が協力して何とか被害を最小限に食い止めようとする、人々の懸命な努力が見ごたえある作品です。
「デイ・アフター・トゥモロー」も大寒波の中で如何に生き残るか、どうやってそこまで助けに行くかが描かれていましたし、あれも災害の恐ろしさを伝える映画だったかと。
ですがこの「ジオストーム」は、災害の恐ろしさを描写しつつも、メインが「衛星やばい」「犯人誰だ!」なので、災害が軸なようで軸になっていない気がします。
ぶっちゃけてしまえば「地球丸ごと巻き込んだ壮大な殺人計画」であり、災害はそのための手段という印象を受けました。何者かの陰謀を知ってしまった兄弟が、時間が無い中で味方やヒントを見つけつつ、真相に迫り世界を救おうと試みる・・・という流れなので、別段災害でなくてもコンピューターウイルスや、極秘裏に開発されていた軍事兵器を題材にしても話が成り立つように思えます。
面白くないわけではないんですけども、「災害に立ち向かっている」というよりも「陰謀に立ち向かっている」感が強い映画だったなーと。