ひびレビ

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仮面ライダーフォーゼ 第25話「卒・業・後・髪」

2018-11-05 07:29:53 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーフォーゼ 第25話「卒・業・後・髪」

 もうすぐ天ノ川学園高校の卒業式。3年生である隼は式の後に控えるダンスパーティー「プロム」のパートナーに美羽を誘おうとするも、どこか心ここにあらずといった感じの美羽には誘いを断られてしまう。
 美羽が仮面ライダー部の今後を心配する最中、かつて生徒が変身したカメレオン、アルター、ドラゴン・ゾディアーツが相次いで出現。弦太朗は今回のゾディアーツたちが友達となった珠恵、律子、野本ではないということを証明し、笑顔で卒業してもらうために奔走する一方、隼は美羽に何度も誘いをかけるが・・・


感想
 「後ろ髪を引かれる」からの髪の毛座のゾディアーツ、コーマ・ゾディアーツの登場は上手いと思う第25話。

 遂にやってきました美羽と隼の卒業の話。ディケイド以前の平成仮面ライダーだと放送時期的に3年生が仲間になってすぐ卒業してしまいますが、ダブル以降は3月=卒業シーズンと全体の折り返し地点が重なりますから、学園物の節目の話としてこれ以上相応しい話は無いでしょう。

 キングのアプローチにクイーンもあっさりOKするものかと思いきや、美羽の答えはNO。あの手この手を尽くしても上手くいかず、最終的に美羽の口から何と彼女がプロムに誘おうとしていたのが弦太朗であることが明らかになりました。
 隼は隼で、親に言われたからだけではなく、ちゃんと自分自身で美羽を好きになったことが語られていましたが、一方で美羽は美羽で弦太朗に思うところがあったのでしょう。これまで美羽のそういった思いが明確に描写されることは無かったかと思いますが、考えてみればどん底だった自分の背中を押してくれたかけがえの無い友達ですから、そういった感情があっても不思議ではないですね。恋愛というよりかは、感謝の意味合いが強いのかもしれませんが。
 隼がそれを見抜けなかった一方で、美羽と同じく弦太朗をプロムに誘おうとしていた珠恵は美羽の気持ちに気づいていたっぽいですね。一緒にいた時間の長いだけのことはあります。あと、美羽がいなくなった後のチアはジュンが引き継いだようですが、楽しそうな雰囲気で何よりです。本当に可愛いですね、この子・・・

 珠恵も律子も、そして野本も弦太朗には感謝している。なのに弦太朗は彼女たちを一瞬でも疑ってしまった。弦太朗にしては珍しいようにも思えますが、スイッチの恐ろしさを目の当たりにしていることもあって、心配だったんですかね。
 「3年生全員と友達になる前に卒業になっちまったけど、せめて俺が友達になれたやつだけでも、みんな笑顔にして送りたいんだ」と弦太朗。このイケメンっぷり、そりゃプロムにも引く手数多でしょう。実際、弦太朗の卒業式の時は誰を選んだんでしょうね・・・ユウキだろうか。

 
 後半は正体を現したコーマ・ゾディアーツに加え、コーマが作り出したアルター、そして鬼島=キャンサーと戦う羽目に。友子に腕を掴まれているためにメテオになれない流星に代わる形で、パワーダイザーにはJKが搭乗。ユウキも何だかんだで的確に指示を出しており、弦太朗も戦闘のセンスには磨きがかかっている。
 ・・・となれば、卒業後も安泰だと安心する隼の一方、美羽は「何が嬉しいのよ・・・あたしたちのいない仮面ライダー部の何が!」と叫んでいました。それだけ仮面ライダー部の存在が美羽にとっては大きなものだったのでしょうね・・・安心する隼の気持ちも分かりますが、一方で「自分たちがいなくなっても仮面ライダー部は問題なく続いていく」ことへの寂しさもまた分かります。どちらも正しいからこそ、難しいところですね。


 次回は遂に卒業式、そしてプロム。コーマの正体は・・・記者の徳田弥生以外に思い当たらないのですが・・・(汗。
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