ひびレビ

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やがて君になる 第7話「秘密のたくさん/種火」

2018-11-17 06:54:15 | 2018年アニメ
やがて君になる 第7話「秘密のたくさん/種火」

 第7話はA・Bパート共に佐伯沙弥香について。

 まず「秘密のたくさん」の冒頭では、燈子と出会う前の沙弥香が、先輩の女の子から告白され、同じ人物から別れを告げられたことが描写されていました。この時の沙弥香の声が、今の沙弥香と比べるとどこか明るめなのが、初々しさを感じられて良いですね。
 で、一時の気の迷いだと忘れようとしていた折に「全てどうでもよくなった」という衝撃を与えられるほどの人物・七海燈子に出会ったと。

 そんなわけで今に戻って、話はこよみと燈子&沙弥香の顔合わせが軸になっていましたが、その一方で「侑が言えない燈子の秘密」「燈子が言えない侑との秘密」「沙弥香が踏み込まない燈子の秘密」など、各々が抱える秘密について語られていました。完璧な燈子の影に隠れた弱い燈子を受け入れる侑と、あくまでも燈子が望むのならばと弱い燈子に気づきながらも踏み込まない沙弥香。全てを受け入れる優しさと、相手の意思を尊重する優しさ。同じ優しさでも色々ですね。
 
 そして帰り道、燈子は侑とこよみの仲が良いのを見て影響されたのか、普段から名前で呼んで良いかと望みを口にすることに。侑はそれをさも当然のように受け入れていましたが、一方自ら名前呼びを提案した燈子は、自分のことを名前で呼ばれると途端に照れてしまうのがまた超可愛い。加えて「(侑を)名前で呼んで良い?」からの「私(燈子)のことも名前で呼んでみるのはどう?」という願望に対してジト目をする侑も超可愛い。「全くこの先輩は・・・」みたいに呆れた目で見つつも、何だかんだちゃんと名前で呼ぶ侑と、照れまくる燈子がまたね!
 特に「燈子・・・先輩」と、敢えて間を置くのがまた絶妙でした。呼び捨てに見せかけての先輩つきとか、侑も策士だなぁと(笑。

 そして侑たちの担任である篠崎理子先生も、実はカフェの店長である児玉都と同居&お付き合いしていることが描写されていました。それにすぐさま気がつく沙弥香もさすが。コーヒーを飲むときの口元を映したのは、単に「注文したコーヒー」を飲むのではなくて、「大切な相手が淹れてくれたコーヒー」を飲む仕草だと気づいたから・・・なんですかね?
 名前で呼ばれるだけでも照れてしまう燈子と異なり、最早すっかり当たり前のようにお休み前のキスをする2人でした。


 続くBパート「種火」では燈子が普段から「侑」と名前呼びするようになったことを、生徒会メンバーも知ることに。沙弥香は目を見張るほど驚き、堂島が「前から名前呼びでしたっけ?」とサラッと問いかける中、槙はどういった心境だったんですかね・・・
 「名前呼びきたぁぁぁぁ!!」
 「それに対して明らかに沙弥香先輩動揺してるぅぅぅ!!」
 「堂島ナイス!」
 ・・・私の中での槙の思考がおかしなことになってます(汗。いやだって、絶対テンション上がってたでしょ、あの子。

 燈子が侑と距離を詰めていることに動揺する沙弥香。誰のものにはならないと思っていても、不安な気持ちは隠せず、再び都のカフェを訪れることに。ところで眼鏡沙弥香可愛いですよね!(笑。

 沙弥香の質問にサラッと「彼女」だと返し、相談に乗ってくれる都さん。傍にいるために本当の気持ちを隠すことを沙弥香は「卑怯」ではと考えていましたが、都さんは友達のために本当の気持ちを飲み込む沙弥香を「良い子」だと評価してくれました。心に思いを隠していることを、どこか負い目に感じていた彼女を救う一言でしたね。あれが大人の、先輩の余裕というやつか・・・

 当初は沙弥香のことを「ヤンデレなんじゃないか」とも思ってましたが、実際は侑とはまた違った優しさと、ある意味での厳しさを持っている人物で、本当に燈子を大切に思っていて、今回もラストに燈子から「沙弥香がいてくれてよかった」「これからも頼むよ」と言われて目を輝かせていたりと、沙弥香も沙弥香で魅力的なキャラクターだということが徐々に分かってきました。これからの沙弥香の活躍、特に侑と沙弥香の絡みにも期待です。


 そんな感じの沙弥香回だったわけですが、となるとますますどこで区切るんだこの作品・・・?
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