ひびレビ

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ウルトラマンアーク 第25話(最終回)「走れ、ユウマ!」

2025-01-18 10:08:19 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンアーク 第25話(最終回)「走れ、ユウマ!」

 ギルバグによって執拗にアークとの、今の現実との別れを迫られるユウマ。そんな彼の背中を押してくれるのは他でもない……幼いユウマがアークアライザーを持っているのは良かったので、あのまま並走して変身して欲しかった気もする。

 その後はゴーストバスターズっぽい装備を身に着けたシュウさんが活躍したり、何でもキューブにしちゃったりしていましたが、まさかアイツがラスボス化するとは思わなんだ。
 ラスボスの造形、顔の一部が空洞になっているのは「ラスボス本人の目など必要ない=あの空洞の先でゼ・ズーが見ている」、口だけが残っているのは「ゼ・ズーの意図を伝えるメッセンジャー的な存在に過ぎない」といった意図なのかなと。想像力のウルトラマンの最後の敵は、他人に都合の良い想像を押し付ける存在と、想像力を持ち合わせない存在だったということでしょうか。
 で、そんなラスボスをどう倒すのかと思ったら……想像の斜め上ってレベルじゃねーぞ!?いや意味深にモノホーン映したから、なんか使うんだろうなとは思いましたが……先日、フィギュアを台座ごと落としたら、台座とフィギュアの接合部がポッキリ折れて、そのままどうしようもなくなってしまったのを思い出しました(苦笑。

 で、ラストは……アークがみんなを優しく抱きしめるのは良かったとして、少々急な展開に感じなくも無かったです。あの後ユウマとアークがどういった冒険をしたのか、どのように地球に戻ってきたのか、どんな会話をしたのか……そこら辺は君が想像しよう!的な感じなんだろうなと。


 というわけで最終回を迎えた「ウルトラマンアーク」。個々の話はそんなに悪くないのですが、全体でみると別の銀河や地球の危機!別次元の危機!といった出来事があった割に、思いのほか小さくまとまった感を覚えると言いますか、大人しい作品だったなと感じました。オニキスの問題は地球側でも認識していたものの、そもそもの発端である別の銀河と地球の危機を認識している人物はごく限られていましたし、一致団結して地球の危機を迎え撃つ!というよりは、仲間内でひっそりと解決したという印象を受けます。
 登場人物については、シュウさんが最初から最後まで相棒兼ヒロインを兼ねて濃いめだった反面、ユウマ含めて他のSKIPメンバーが少々薄味気味でした。ブレーザー怪獣が続々出現したヘルナラク関連の話も悪くないのですが、もうちょっとリンや所長、ユピーの掘り下げがあっても良かったんじゃないかと思えます。ユウマもここ最近の主人公たちと比べてもやや控えめというか大人しめというか……「想像力を解き放て」というキャッチコピーにあるように、戦闘以外でももっと想像の力を見せて欲しかったですね。

 戦闘についても、前半はアークファイナライズを曲げたり、アークエクサスラッシュとアークギガバリヤーで様々な組み合わせを見せたりと想像力溢れる戦法を披露していましたが、後半は比較的大人しめだったように感じました。

 とまぁ、全体的な印象として改めて「思ったよりも大人しかった」ウルトラマンという印象です。まぁ前任が野性的すぎたってのも無くは無いと思いますが、もうちょっと弾けても良かったんじゃないかなーと感じたウルトラマンでした。ともあれ、ありがとうございました!ED「メラメラ」「ミチカケ」最後にもう一度聴きたかったな……
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