1985年の映画「ポリス・ストーリー 香港国際警察」を見ました。
さすがに「プロジェクトA」を見た後だから、前回ほど「ウソでしょ!?」と口にするシーンは少なくなりました。慣れって怖い。ですが、相変わらず主人公のチェンをはじめ、登場人物の誰しもがとんでもないアクションの数々を披露するので、その都度「いやいやいやいや」と口走ってしまうくらいには驚きに満ち溢れていました。
まずは冒頭で山の斜面に形成された集落が引きで映された際には「ここでなんかひと悶着起きるんだろうなぁ」と思っていたら……銃撃戦で精神が壊れそうになる人の描写といい、民家を破壊しながら突き進んでいく車の迫力といい、一瞬で作品に引きずり込まれましたね。
続けてバスで逃げる麻薬取引のボス・チュウたちをチェンが追いかけるシーン。ここで一度はバスから振り落とされたのを見て「あ、ここで場面が切り替わって、”何故逃がした!”と叱責されるんだろうな」と思っていたら……さすがに坂をくだった勢いそのままにバスに飛び移る、なんて行動を取らなくて、心底安心しました(苦笑。バスを止めるにあたって拳銃に弾をこめるシーン、めっちゃカッコいい……
チュウの逮捕後は、検察側の証人として呼ばれることになったチュウの秘書・サリナの護衛につくチェン。チェンとサリナ、そしてチェンの恋人・メイを交えたひと悶着や裁判所のシーン、多数の電話に翻弄されるシーンを見ているうちに「プロジェクトAと比べると、アクション控えめコメディ多めな作品なんかな?」と誤解しそうになりましたが、終盤、警察官殺しの罪を着せられたあたりから、そんな誤解は吹き飛びました。アクション控えめの作品で、あんな高所からプールに飛び込まされるヒロインはいませんね(苦笑。
終盤のデパートでの死闘は時間にすれば10分少々ですが、その10分少々があまりにも濃密すぎました。アクションの見ごたえはもとより、とにもかくにもガラスが割れる割れる!ガラスのショーケースを粉砕するのは当たり前。サリナすらも例外ではなく、敵が乗ってきたバイクも敵とガラスを粉砕する道具と化し、そしてポール落下……いやもうすげぇとしか言いようがないよ……敵の殺意も、チェンの溜まりに溜まった感情の爆発も、どちらも凄まじかったです……
といった感じで、慣れたつもりが全く慣れていなかった、相変わらず度肝を抜かれっぱなしのアクションと熱のこもった演技に見惚れてしまった「ポリス・ストーリー 香港国際警察」でした。
さすがに「プロジェクトA」を見た後だから、前回ほど「ウソでしょ!?」と口にするシーンは少なくなりました。慣れって怖い。ですが、相変わらず主人公のチェンをはじめ、登場人物の誰しもがとんでもないアクションの数々を披露するので、その都度「いやいやいやいや」と口走ってしまうくらいには驚きに満ち溢れていました。
まずは冒頭で山の斜面に形成された集落が引きで映された際には「ここでなんかひと悶着起きるんだろうなぁ」と思っていたら……銃撃戦で精神が壊れそうになる人の描写といい、民家を破壊しながら突き進んでいく車の迫力といい、一瞬で作品に引きずり込まれましたね。
続けてバスで逃げる麻薬取引のボス・チュウたちをチェンが追いかけるシーン。ここで一度はバスから振り落とされたのを見て「あ、ここで場面が切り替わって、”何故逃がした!”と叱責されるんだろうな」と思っていたら……さすがに坂をくだった勢いそのままにバスに飛び移る、なんて行動を取らなくて、心底安心しました(苦笑。バスを止めるにあたって拳銃に弾をこめるシーン、めっちゃカッコいい……
チュウの逮捕後は、検察側の証人として呼ばれることになったチュウの秘書・サリナの護衛につくチェン。チェンとサリナ、そしてチェンの恋人・メイを交えたひと悶着や裁判所のシーン、多数の電話に翻弄されるシーンを見ているうちに「プロジェクトAと比べると、アクション控えめコメディ多めな作品なんかな?」と誤解しそうになりましたが、終盤、警察官殺しの罪を着せられたあたりから、そんな誤解は吹き飛びました。アクション控えめの作品で、あんな高所からプールに飛び込まされるヒロインはいませんね(苦笑。
終盤のデパートでの死闘は時間にすれば10分少々ですが、その10分少々があまりにも濃密すぎました。アクションの見ごたえはもとより、とにもかくにもガラスが割れる割れる!ガラスのショーケースを粉砕するのは当たり前。サリナすらも例外ではなく、敵が乗ってきたバイクも敵とガラスを粉砕する道具と化し、そしてポール落下……いやもうすげぇとしか言いようがないよ……敵の殺意も、チェンの溜まりに溜まった感情の爆発も、どちらも凄まじかったです……
といった感じで、慣れたつもりが全く慣れていなかった、相変わらず度肝を抜かれっぱなしのアクションと熱のこもった演技に見惚れてしまった「ポリス・ストーリー 香港国際警察」でした。